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2025/05/17 07:52 |
ケミー工房■通販画像リスト
古いブログからこちらのブログへ移行中なので、
古いブログの方でご確認下さい。

http://2.suk2.tok2.com/user/kuronekozizi/

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2008/08/27 23:02 | ケミー工房(通販画像リスト)
Witch:沖神、土ミツ 感想
ずっと、
銀魂を初めて読んだのは、
近藤さんのゴリラとの見合い話だと思ってましたが、
どうやら、実際は、
新八の幼馴染のリーゼントの出てくる話が
初めて読んだ話みたいです。
ジャンプ本誌の立ち読みはしていたので
知らない漫画ではなかったんですけど、
NARUTOと同じく、
絵が最初からめちゃ自分好み!という作品ではなかったので、
誰かに勧められるまで読むことがなかったんです。
でも、
NARUTOも銀魂も、
勧められて見てみたら、すごくいい作品で大ハマリ。
絵も、好きになってちゃんと見てみれば、
構図もいいし画力もあるし、
カッコイイし可愛いし、
いいじゃないって感じでした。
ただ両作品とも、
私は、
アニメの絵のがカッコ良く可愛く見えるので好きです。
しかし、
銀魂でもNARUTOでも思いましたけど、
どんな作品でも、
勧められたところで、
読んだ話が面白い回でないと、
本誌の掲載一話分読んだだけでは
はまれませんね。
アニメの方が、
絵の他に、音声・演出効果などの要素があるし、
週刊誌の漫画一話分よりは一話がだいぶ長いので、
作品への興味は持ちやすいかも。
銀魂もNARUTOも、
そこまで面白くないと思ってた話が、
アニメになってみたら、
役者さんの演技力と演出だけですごくよかった!
って事がありましたしね。

アニメの煉獄館?の話で、
銀さん達皆打ち首もんだとかいう話をしてたときに、
沖田君が神楽に対してだけ、
「お前ん時は手元が狂うかもしれないけどな。」
とか言って、
それに対して神楽が、
「こいつ絶対私のこと好きアル。うぜー。」
とか言うシーンがあるんですよ。
私は、沖田君と神楽は、
ただ単に、いつもケンカしてじゃれあってるから、
原作延長カプとして扱われてるんだと思っていたのですが、
こんなやりとりがあったんですね!?
原作にもあったんかな?
気になる!
これが原作にもあったんなら、
沖神は少なくとも、
原作延長カプであることは間違いないですね!
それどころか、
6割くらいは原作カプと言ってもいいような感じじゃん!
この表現だと、
沖田君が単に「女には甘い」というよりは、
神楽が好きって風に捉えられるし、
このシーン一つで、
沖田→神楽だと判明しただけでなく、
神楽が沖田が自分に好意を持っていることを知っている、
ってことまで分かっちゃうし!
なんか、めちゃめちゃ嬉しいんですけど!
この前、
アニメのお通ちゃんのストーカー騒ぎの話の時に、
神楽が『ごくせん』のヤンクミの格好しただけで
盛り上がったばかりなのに!
なんで神楽がヤンクミの格好して盛り上がったかって言うと、
『ごくせん』のアニメで
ヤンクミを好きって設定の慎クンを、
銀魂の沖田くんと同じく、
鈴村さんが演じてるからです。
ごくせんの慎×ヤンクミに元々はまってるのに、
沖田×神楽で慎×ヤンクミをやられたら、
そりゃたまらないですよ(苦笑)。
アニメの銀魂最高!
ほんとドツボついてきやがる。
原作の漫画でも、
つい最近の九ちゃんのための合コン話で、
ウエディングドレス姿のさっちゃんと銀さんの
「この格好どうかしら?」「いいんじゃない?」
というバカップル?(笑)ぶりで
喜ばせて頂いたばかりなのに、
アニメでまで、
あんなにバッチリ沖神なシーンが見られるなんて!
ぜひ、またやって欲しいです♪

最近、
ジャンプ本誌の方で
土方さんの恋愛要素が明かされたことにより、
沖田×神楽の次に、
土方×ミツバさんが見たいって感じになりましたv
土方さんのとこは完璧に原作公認カプですしね。
残念なのは、
土方×ミツバは、
原作で確定したと同時にミツバさんが亡くなってしまったこと。
というか、
最初見た時は、死んだかどうか迷いました。
まぁ、一応、
手がぱたって力が抜けるシーンと
土方さんが泣くシーンがあったので、
死んだだろうとは思いましたが、
少し解釈に迷うような描写だったので…。
心電図が映って「ツー」ってなったり、
同じ手の力が抜けるシーンにしても、
沖田君が手を握ってる状態からすべり落ちるって感じじゃなかったんで。
ミツバさんの死の締めくくり方があいまいで、
やや中途半端に終わったので、
これはこの後まとめる気だなと、
葬儀とか、
何かしら後日談があると思っていたのですが、
次の回には、
何事もなかったかのようにギャグ話に戻っていて、
驚きを隠せませんでした。
余韻が全くなかったことが、ホントに残念でならない。
すぐに書かなきゃ、
余韻なんて、他に書くタイミングないのに。
できれば、
ミツバさんには生きていて欲しかったですし、
せめて死んだにしても、
余韻をしっかり見たかったんですけど…。
ミツバさん、死んじゃってホント悲しい。
原作でも、
土方×ミツバの今後を想像したかったので。
もう同人でパラレルで見るぐらいしかできないですね。
まぁ、土方さんと沖田くんに関しては、
芸能人と同じく、
独身だから盛り上がって付いて来てるって読者が
腐女子ファンに多そうなので、
そういう意味で、
原作で現在進行形で彼女がいる形態は描いてくれないだろうと
思ってはいましたけど…。
それを考えたら、
土方さんの恋愛模様を見られただけでも、
運が良かったと思うべきなんでしょうね。
ジャンプの場合は、
だいたい、
最初から男女ペアで登場する場合以外は、
確定的な男女カプを
メインで登場させませんしね。
原作で完璧に沖神になることも、
期待はしてしまいますが、
まずないだろうなと思ってます。
あくまで少年ジャンプで、メインは友情ですし、
二人ともメインとはいえ、主役じゃないですしね。
それに、
少年ものの原作延長上カプは、
少女漫画のようにバリバリに描かないところが
かえってリアルでそそられる…
という気もしますし。
とにかく、
最低限度求めてるのは、
沖田と神楽が、
原作で他のキャラとできちゃわないことだけです。
特に、
ジャンプでの男女カプの成立は、
原作で確定することを期待し過ぎると、
他のキャラとくっついてカプじゃなくなったりとか、
かえって期待を裏切られる気がするので。
なので、今までと同様、
原作は、
沖神を匂わせてくれるだけで十分としておきます。

銀魂は面白くていい作品なんですが、
現代を皮肉ったネタが多いのと、
下ネタや大人なネタが多いので、
18~19時枠で放送というのがすごく気がかりです。
銀魂は大人向けな作品ですので、
この時間帯だと
小学生や幼児の目についてしまうために、
保護者からバッシングを受けて放送打ち切りになりやしないかと
冷や冷やしてます。
実際、
作者自身が本誌に、
アニメ化してからバッシングが増えたって書いてたし。
それに、
この時間帯は表現の制限も厳しいので、
原作通りの表現だからこそ面白い部分が、
制限によって話が変わってしまったり、
下手をすると、
放送できなかったりするんじゃないかと心配で…。
特に私は、
銀魂はできる限り音声化したもので全部見たいと
思っているものですから…。
いっそのこと、
深夜枠で放送すればよかったんじゃ…とかも思います。
(ただ、深夜は、
 長期間の放映が困難のが難点だけど。)
頼むから、
ミツバさんの話まではなんとかやりきって欲しい!
途中からOVAとかドラマCDでも構わないから、
音声化だけは、最低限度やり遂げてほしい…!

PS.
銀魂はキャラに票を入れるとしたら、
まず、
沖田、土方の順に入れて、
その後、
さっちゃん、ヅラ、銀さんを
どの順で入れようか迷うって感じかなー。
あくまでも現時点での話ですけどね。

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2006/11/17 22:19 | ■銀魂(ぎんたま)
Witch:TOD絆シリーズの設定の補足説明

・TOD「絆シリーズ」の設定ついて

自作TOD小説「絆シリーズ」の設定について、ちょっとまとめてみましたv
ネタバレにもなっちゃうので、
これから読みたいと思ってる方は、見ない方が良いです。
このシリーズの設定は、
ドラマCDがベースのため、
PS1版デスティニーが元になってます。

やっぱまだ慣れてなかったからかもしれないけど、
見直し頑張ってしたのですが、ミスが目立ちます(汗)。
誤字もそうだけど、
悔しいのはやっぱり、
書き方のちょっとした違いで雰囲気が壊れちゃったりしたんじゃ…って所かなー。
そのうち、
パソコンに保存してある方のに、もう少し手直しを加えて、
完全版を出せたらいいなぁ。
まぁ、完全版とは言っても、
誤字とか表現を適切にする程度で、
シーンを増やすつもりはないですし、
ネット通販で買って下さったパソコンアドレスをお持ちの方には、
通販して下さった時点での完全版を
添付で差し上げてますけどね。
微妙な変化ですが、感じる方は感じるのかな…?
・2巻で夜空の星を見るシーンがあるんですが、ここちょっと変えました。
 外殻が完成してないから空が見えるはずですが、
 なんで見えるの!?って感じる方もいるかなーっと思って、
 無難な表現に変えました。
・3巻でダリルシェイドの事をフィリアが、
 「リオンさんやご両親の育った~」と言ってますが、
 “育った”じゃなくて、“過ごした”ですよね(汗)。
 ヒューゴやクリスの育った場所なんて不明だよ(笑)。
ま、あと、飛行竜が墜落した場所からハイデルベルクに5、6時間で着くの!?とか、
3巻で星空が見えているような日に直後大雨!?とか
色々ありますけど、その辺は多めに見てやって下さい(笑)。
きっとサイリルとハイデルベルクの間の、
割とハイデルベルクへ向かいやすい場所へ落ちたんですよ。
で、城から馬車とか、早く行けそうな乗り物が迎えに来たとか。
大雨の方は、あの世界の気候が日本の常識とは違うと思っとけばOK!
一番自分的に完全版で変化を感じてるのは、呼び方ですね。
リオンが父や母を呼ぶ時は、
ドラマCD聞き直してみた結果、
やっぱ、「父さん」「母さん」より、「父上」「母上」のがしっくりくるなぁと思い、
だいたいそんな感じに変えました。
やっぱり、私のキャラ把握のベースは、
ドラマCDの関わる所が大きいですし、
もともとこのシリーズはドラマCDをベースにしていますので。
あと、ルーティがリオンを呼ぶ時。
私が一番心残りがあったのがこの部分だったので、
完全版では、製本時より、
ルーティのリオンの呼び方にこだわりましたv(特に2巻)

私は、
テイルズのTODドラマの中で
アーカイブ1のTODの話が一番好きです!
私的な視点で見ると、いつもスタンは頼りなくふがいないのですが、
このときばかりは、「立派だし、カッコイイ(かも?)」と感じました!
「俺バカだから、どうしてこんな事したか分からないけど…
 こうした方がルーティが幸せだってことは分かりきってるから…」
みたいな事言ったときは、かなりじーんときました!
絆シリーズ1作目と2作目を書いた当時は、
3巻の内容のスタンとルーティの話はあまり決めてなかったので、
アーカイブ1を聞いたときに「これだっ!」と思いました(笑)。
やっぱ、この絆シリーズはあとがきにも書きましたけど、
ルーティとリオンの生き様を書くことがメインだったんで、
他はあまり考えていなかったんですよね。
アーカイブ1が出てくれたおかげで、
自分的に作品をしっかり仕上げれてよかったです。
スタン×ルーティは、
RPGのプレイヤーの多くが男性であるためか、
男性向けに、女→男への感情がほとんどなんですよね。
(主人公も、ほとんど男性ですしね。) 
なので、一応両サイドからしっかり書いたつもりです。
同人誌は、いつも、話自体はかなり前にできてます。
挿絵を描いてもらう期間が必要だから、
だいたい発行予定日の2ヶ月前に原稿渡して、
1ヶ月前までに描いてもらって、
印刷会社に入稿するって感じなんですね。
実は1作目は、2002年の1月に書き終えてました。
当時は本にするなんて考えず、ただ無性に書きたくて書いたんですよ。
TODのドラマ「プルースト~」を聞いた勢いで。
そのあと本にすることになって、修正と付けたしをしたんです。
2作目も6月(2002年)にはできてたかな。
で、3作目が10月頭にできたわけです。

絆シリーズで、
原作やドラマでもあった部分を、多少過大解釈した設定があります。
アトワイトが、リオンがルーティの弟かもしれない事を知っている、
という設定です。
ヒューゴに関しては、間接的に知っている設定です。
私的解釈では、
クリスがルーティを捨てた時点、
もしくはルーティが生まれた時点で、
アトワイトは目覚めています。
そして、クリスから伝え聞いて、
ヒューゴという名の人物が、
ルーティの父である事を知っています。
(この時点では、アトワイトは、ヒューゴの顔までは知りません。)
リオンが弟かも…とアトワイトが知っていたのは、
ルーティを捨てる時にクリスが、
「シャルティエがあったから、次の子に与えられるかも」
「ソーディアンがもう1本あったから、次の子に与えられるかも」
等と伝えたからと解釈すれば、自然な事です。
(いつか、ルーティが実の家族とも会えるようにという、
 クリスの願いのこもった行動という把握です。)
あとは、
「シャルが与えられる可能性が高い人物が、ルーティより年下である事」
「アトワイトが、クリスとルーティの顔を知っている事」
を照らし合わせれば、
確実には分からなくても(←ここが重要)、
なんとなく分かってしまいますよね。
ヒューゴの顔を知らなくても、
クリスの推測通りの相手にシャルが与えられていると考えれば、
リオンの側にいるヒューゴ・ジルクリストこそが、
年齢等から見ても、
ただの同性同名の人物ではなく、
クリスの言っていたヒューゴだという事が分かります。
ただ、肝心の、
リオンがヒューゴの息子であるという確信が得られないため、
全てはアトワイトの推測に過ぎない、
という事になってしまうわけです。
そうやって確信が得られないために、
ルーティを思いやるアトワイトは、
確信もないのにルーティを動揺させるような事はできないと、
打ち明けられないまま、
どうする事もできずにいたわけです。
リオンとシャルが、アトワイトに、
「事実を知っているくせに…」(1巻参照)と言うのは、
クリスがある程度、
アトワイトにヒューゴの事などを伝えている、
と思っていたからです。
リオンとシャルは、
アトワイトはある程度事実を把握している、
という勝手な推測のもと、
挑発して動揺させるという意味も込めて言っているわけです。
確かに、アトワイトは、
「リオンが弟かも…」とか
「あのヒューゴがあなたの実の父親かも…」等と、
ルーティに予め告げておく事はできますからね。
以上解説でしたv

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2006/10/20 21:12 | TrackBack() | ※創作活動について―設定説明など
Witch:タイムトラベルについて
・タイムトラベルについて
 (「TOD2の感想(批判)」という記事の中でも、タイムトラベルに触れてます。)

時空を飛ぶ話は、
必ずと言っていいほど矛盾が生じるので、
好きではありません。
やはり、
自分の時間軸以外の物(生き物とか物質)が
他の時間軸の物に変化を与えるっていうのは、
あってはいけない事だと思うんです。
いわゆるタブーです。
何故かって、過去も未来もきりがないから。
例えば、一瞬先か後でも、未来か過去になるわけだし。
それに、下手に変化を加えたら、自分以外の人にも被害が及びますからね。

タイムトラベルができると仮定しても、
時間移動した先の生物と接触できるのは謎です。
自分と全く同じ時代からワープしてきた者同士が、
時間移動した先でも会話ができるってのは分かりますけど…。
(例えばファンタジアで、
 一番元になっているスタート時の時代を生きてるクレスとチェスターが
 時間移動した先でお互いに会話できているのは分かるけど、
 時間移動した先の人物=すず等と会話しているのは理解し難いという事です。)
やっぱり、
自分が本来存在したの時間軸以外の物に変化を与えるという事は、
理解し難いです。
あと、
本来いた時間よりも先の時間帯その物にタイムトラベルできるのも、
理解できません。
未来とは、まだ存在しえないから未来なのであり、
時間軸を漠然と見て、今より先を差すだけなのだと思うのですが…。
まぁ、現在から過去に移動した時点で、
過去から見れば、現在が未来になってしまうので、
自分が本来いた時間までは、
知っていても当然ですけど…。
予知夢のような半分ホントで半分ウソ、というような知り方で
未来を知るというなら、
理解できるんですけどね…。
つまり、こうしたらこうなるだろうという、予測を知るようなものですね。
悪い予知夢を見てそれを避けようとする行動は、
実際にある事だと思いますし、
まだ実際には存在していない未来
=確定していない未来をイメージとして見せられるだけなら、
それを回避する行動をとる事も、ごく自然に捉えられます。
でも、タイムトラベルでは、未来はもう存在している一つの世界。
未来そのものを知って意図的な行動、つまり歴史改変を起こしたら、
未来に存在しない命を存在するようにする事=守る事にも繋がるかもしれませんが、
同時に存在するはずの命を奪う可能性もあるという、
マイナスの事実にも目を向けなくてはいけません。
タイムトラベルでは、予知ではなく未来そのものを知ってしまい、
それを変えようとする現象が生じるから嫌なんですよね。
過去を知って変えようとする奴もいますが。
そりゃ、誰だって知った上で実際にやり直し=タイムトラベルできる状況なら、
変えたくなるのは当然です。
だから、こうやって変えたくなるような現象を起こすタイムトラベルは嫌いです。
私は、
仮にこういうタイムトラベルをして未来そのものを知ってしまっても、
それを意図的に修正するような行動をとる事はタブーであると、
そう自覚して生きることが強さではないかと考えます。
歴史改変を行うことは、行った者一人の事では済まされない事だからです。
これを無視できてしまうと言うのなら、 その者はもう悪だと思いますね。
少なくとも私はそう思います。

時間移動する話は、大きな流れで見ちゃうと、
同じ事を過去や未来の自分が繰り返さなきゃならないように思えて、
なんか話が終わった気がしないのも嫌な所です。
私的に、タイムトラベルもの見ると、
「運命は変えられない」ってテーマが見出されて、ハッピーな気がしないし。

タイムトラベルは、
TOD2の感想で挙げたのとは別の考え方、
つまり、
「今の自分と同じように、
 前(過去)の自分はこれからタイムトラベルを経験する、
 後(未来)の自分は既にタイムトラベルを経験した」
と考えれば一応の説明はつくんですが、
それでも私には受け入れられないです。
だって、
歴史って過去のこと=終わったことで、
変えられないから歴史なんじゃないですか!?
変えられない過去だからこそ、
過ちを繰り返さないようにそこから学ぶんですよ。
現在や未来で過ちを繰り返さないために!
タイムトラベルってのは過去や未来を変えちゃうわけですよね。
時の流れに逆らって。
それってつまり、今の現実から逃げて、楽な戦いを選ぶってことです。
今、この現実と戦おうとしないわけですから。
TOD2で言うなら、フォルトゥナ、エルレイン、リアラは
自分達の生まれた時代を見捨てたも同然。
戦わずして、過去を変える方が楽って逃げたようなものですから。
TOPでもそうですね。
ダオスの事は、彼が出現した時代の人達で解決すべきで、
他の時代の者がクレス達の時代に助けを求めるって事は現実逃避ですから。
ダオスが時間移動する事だって現実逃避ですよ。
この時代には戦う手段がないから、なんて理由は通りません。
今実際の私達から見た過去の人達は、今をちゃんと戦ってきてるんですから。
勝つ事は出来なくても、戦う事は可能です。
大切なのは、勝つかどうかじゃありません。
戦ったかどうかです。
例えば、ユダヤ人は、人種という生まれつきで変えられない事実を原因に
迫害され、大量に殺害されました。
だからといって、
彼らは自分が生まれる前に戻って、
自分を違う人種になんかしていません。
絶対に時間移動できないからってだけじゃないはずです。
彼らは、仮に自分の中の血液全部を入れかえる手段があったとしても、
そうしなかったんじゃないでしょうか。
それは、今の自分を否定することになるからじゃないかと思います。
私は、自分に誇りをもって生きられないなら、
もうそれは死んだも同然だと思います。
ただ生きているだけの事に、何の価値があるでしょうか?
だから、
脳死=死と捉える事が認められるようになったんだろうと思います。
今起きた事は、今この時代の人が解決する。
これが本当に生きるってことです。
本当に起った事を削除してしまえるのなら、
私が今までやってきた事って何!?って思いませんか?
過去を変える事は今までの自分を、
未来を変える事はこれから自分がやっていく事を否定するのと同じです。
私はそう思います。

タイムトラベルは、
たとえ、
テイルズオブファンタジアのように、
「歴史が何パターンもある=時間軸が複数」という設定だとしても、
過去、現在、未来の間を行き来することで、
自分の時間軸に「自分がいないことで生じる影響」が出るだけでなく、
他の時間軸にまで影響を与えてしまい、
本来なら滅びるはずのものを生かしてしまったり、
生まれるはずの存在が生まれなかったりという、
他の時間軸にまで迷惑をかける状態が生じてしまいます。
見方を変えて、
他の時間軸に迷惑をかけているとかではなく、
「ただ単にタイムトラベルをする度に歴史のパターンを増やしている」
or
「一つの選択をする度に歴史のパターンを増やしている」
という解釈もできますが、
見方の違いというだけで、
「歴史のパターンが増えるだけで
 自分の生きる時代のやり直しは効かない」
という状態に違いはありません。
分かりやすく例を挙げるなら、
既に死んでしまったはずの人が生きている時間軸を作って、
「自分の時代には生きていないけど、この人が生きている時間軸もあるんだ」と、
心の慰めにする程度のことしかできない、
ということです。
「時間軸が一つの場合」=「歴史が上書きできるパターン」と違って、
やり直しが効かないので、
「人が生きるという行為そのものを軽んじる」ということにはなりませんが、
大半のタイムトラベルものは、
「歴史のパターンを増やすこと」ではなく、
「自分の時代そのものをやり直して上書きすること」
を目的としているため、
タイムトラベルの一番の意義が達成されたようには思えなくなります。
ファンタジアも、
結城聖さんの小説の解釈が製作者と同じであるならば、
クレスとミントは時間移動したことで、
「”自分が時間移動する前に生きてた時代”、
 つまり、”当初”の時間軸のチェスターは救えておらず、
 ”当初”の時間軸には戻れなかった」
ということになる上に、
「その事実に誰も気付いていないだけ」
ということになるため、
知らぬが仏としか言いようがなくなってしまいます。

時間軸が一つの場合は、
歴史の上書きが可能になるため、
タイムトラベルの意義は見出しやすくなりますが、
誰でもタイムトラベルできたり
タイムトラベルの回数に制限がない場合、
タイムトラベルをする人がいなくならない限り、
タイムトラベルをした本人しか分からないとはいえ、
「いつまでたっても明日にならない」といった現象が起こりえます。
また、
タイムトラベルをしたことによる影響が
自分の生きる時間そのものに出るため、
自分を含めた全ての生命、ひいては世界の生死までも
左右してしまうことになります。
分かりやすく例を挙げるなら、
友達Aが生まれる以前にタイムトラベルして、
友達の両親を出会わなくさせたり、
友達の両親の片方でも「死ぬ」という状態にしてしまえば、
その時点で友達Aの存在は消滅してしまうということです。
たとえ、
タイムトラベルをした先で人と接触しなかったとしても、
全ての命と接触しないでいることは無理ですし、
現在に”タイムトラベルした本人”がいないことで、
現在にそのままいた場合とは、
少なからず、何かが変わってしまいます。
故意であろうとなかろうと、
タイムトラベルをした時点で、何も変わらないことはありません。
どんなタイムトラベルものも、
タイムトラベルで生じた変化の大小を、
主人公達の定義で決めて自己完結しちゃってますが、
本来は、その変化の大小を決めるのは、
「変化」という被害を知らずに受けるはめになる、
”タイムトラベルした本人”以外の存在であるべきです。
何故なら、「タイムトラベルで生じた変化」がいいか悪いかは、
「変化」を被るものにしか決められないからです。
”タイムトラベルをした本人”は、
自分でやった変化を被るわけですから、
事態がどう転んでも自己責任と言えますが、
タイムトラベルした本人以外は、
巻き込まれる形で、ただ「変化」だけを被るわけですから、
納得いくわけがないですよね…。
しかも、
タイムトラベルをした本人以外は、
「変化が起こった」という自覚さえないですしね。
「タイムトラベルした本人も、タイムトラベルによる変化に自覚がない」
というケースは、
見たことないですね。
まぁ、それだと、
タイムトラベルしたところで
何をどう変えればいいのか分からなくなるわけですから、
タイムトラベルすること自体に意味がなくなって、
タイムトラベルが何かの解決策として提案されること自体、
なくなりますけどね。

時間軸が一つにしろ、
時間軸が複数にしろ、
私は、全てのものは、
今この瞬間にしか存在できないものと思ってます。
要するに、
今を0として、マイナスを過去、プラスを未来とするなら、
0はマイナスの状態でもプラスの状態でも存在できないということです。
なので、
タイムトラベル自体、
やろうと思ってもできないと考えてます。
私の定義でいくと、
タイムトラベルという行為をしようとした瞬間に、
タイムトラベルしようとした存在は消滅しますからね。
じゃあ、
タイムトラベルとかせずに今日が明日になる現象は
どう説明すんのよ、
というのも出てくると思いますが、
大まかには、
時の流れに沿った上で
断続的=途切れのないものだから成り立っている、と思ってます。
要するに、0から3にいきなり飛んだり、
時の流れに逆行したりせず、
アナログ時計の秒針のように断続的だから成り立っているということです。
時間の流れが断続的、ということだけが
全てのものが存在できる定義なら、
断続的に今日から昨日へという現象が成り立つということになってしまいますが、
これは、時の流れに逆らっているもの故に
成り立たないのだと思います。
ちなみに、
ゲームのRPGによくある、
一つの命の身体の自由だけを止める「ストップ」、
一つの命の身体の自由だけを早くする「ヘイスト」、
一つの命の身体の自由だけを遅くする「スロウ」、
記憶をそのままに肉体年齢だけを若返らせる「若返りの薬」、
「若返りの薬」の反対の「老いを進める薬」、
(=浦島太郎のたまてばことか)
などの魔法や魔法アイテムに関しては、
時の流れに関するようで、実際の所そうではないので、
成り立つのは納得できます。
ストップ、ヘイスト、スロウは、
重力操作で説明つきますし、
後者の薬も、
細胞の活性化で説明つきますからね。
やっぱ、
時に干渉しているように見えるのではなく、
実際に干渉するというのは、
一瞬時を止めるという類であっても神の領域で、
神(特に、神の中でも、一神教でいうところの神)以外には
できないと思ってます。

タイムトラベルとは違いますが、
『ふしぎ遊戯』(原作:渡瀬悠宇)みたいに、
空間によって「時間の流れが違う」という解釈があります。
私自身は、
「時間の流れが違う」というのは、
感じ方の表現であって、
実際に時間の流れが違うとは考えていません。
たいていの人が
老化が時間だけに比例すると考えているから、
「時間の流れが違う」と考えなければ説明できなくなるだけで、
こういう現象は、
ただ単に、
エルフと人間のような「種族による老化スピードの違い」だけか、
もしくは、それに付け加えて、
重力など、他のものにも比例して老化しているからだと思います。
そもそも老化という現象が、
時間、重力などの他の要素、という、
時間を含めた二つ以上の要素に比例して起こるものであれば、
「時間の流れが違うように見える」という現象は起こりえます。
実際、
宇宙に行った人は
地球にそのままいる人より老化が早いため、
「宇宙では時間の流れが違うのでは」とか言われてるらしいですが、
私はただ単に、
本来、老化というものが、
時間以外の二つ以上の要素に比例して起こるものだからじゃないかと
思ってます。 

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2006/09/23 00:24 | TrackBack() | タイムトラベルについて
Witch:テイルズオブリバース 感想
2006年6月末

一ヶ月弱かかって、今月の始めにクリアしました。
タイトルから来る印象から、
タイムトラベルものだったらどうしようと
ひたすら心配してましたが、
それがなくて何よりでした。
以下ネタバレオンパレードの感想です。


■全体の感想
店頭で中古ゲームの価格がやたらと早く下がった作品なので
何故だろうと思ってましたが、
やってみて納得。
恐らく、
バトルがやり辛いがために、やること自体が大変になってしまうこと、
攻略がやたらと困難になってることが
一番の原因だろうな。
RPGをそれなりにはやってるはずの私ですら
かなりやり辛さを覚えたので、
挫折して売った人もいるだろうと思う。
RPG初心者には、
少しどころではなく、かなり厳しいでしょうね。
ストーリーとしても、
確実にあるカプ要素が
ヴェイグ×クレア、ミルハウスト×アガーテのみで、
まぁ、それは普通ですけど、
メイン6人の人間関係と個々の背景がかなり薄いなぁ…
という感じがしました。
クレアが使用可キャラじゃないために、
ヴェイグとクレアの関係も感じにくいし。
ぶっちゃけて言ってしまうと、
ヴェイグもクレアも、
確かにお互いがすごく大事なのはわかるけれど、
異性として意識しているのかが分からないまま
終わってしまった感があるんですよね。
ミルハウスト×アガーテの関係は、
恋愛だったのはちゃんと分かりますが、やはり薄いですね。
特にミルハウスト視点が少ないので。
ミルハウスト、アガーテの片方が、
一時的にでも仲間になって使用可キャラになったなら、
話の味も結構濃くなったと思いますが。
恋愛も友情も薄い感じがする上に、
個々の人物設定も薄めで、
敵に魅力的な奴が出て来ないので、
ストーリー的に興味が湧かなくてやれなかった人もいるだろうな、
と思います。
それでも、
テーマはいいところをついていて、
感動したエピソードもあるので、
私としては、
TOD2はオススメできない、オススメしたくない作品だけど、
この作品は、一度やる価値はあると思いました。
ただ、
他に気になるものがあるのに
わざわざ優先させるほどのものではないし、
全部自分でやらなくても、
私が「オススメのエピソード」として挙げてるところだけ見てもらえれば…
って感じのものですけどね。


■おすすめのエピソード
大まかに言うと、
【1】クレアの処刑台での演説~ヴェイグがクレアを救出するまで
【2】クレア救出後のヴェイグのフォルスの暴走~故郷に向かうことになるまで
【3】エンディングムービー
の3つで、
あと、ヴェイグの聖獣の試練って感じかな。
【1】の直前のヴェイグとアガーテの会話や、
【2】の故郷での話、ヴェイグとアガーテの会話もなかなか好きです。
一番感動したのは【2】のときです。
ヴェイグが悩み葛藤する姿が、
非常に人間らしく、
仲間が助け合っているのを一番感じられたシーンです。
【1】は、ヒーローがヒロインをピンチから救出するという
王道パターンではありますが、
私は今回みたいな感じの王道の描かれ方は好きなので、
よかったと思います。
このシーンのヴェイグはカッコよかったと思うし。
エンディングムービーはよいにはよいのですが、
短過ぎ&展開が急ピッチ過ぎで、
感動に浸る余韻がなかったのが残念です。
ムービーの長さがあれで限界だとしても、
エンディング自体はもう少し長くすべきだったと思います。
あと、エンディングのティトレイの泣き方が、
明らかに、死に行く人を見守る表情じゃなくて、
気になって仕方なかった。
何故ティトレイだけ、
『仰げば尊し』みたいな、卒業式の泣き方なの!?
先生っ!みたいな!
シリアスな場面なのに、思わず笑っちゃったよ!
雰囲気台無しだよ(泣)!
まぁ、とにかくですね、
ミルハウスト×アガーテの結末が悲しかったです…。
アガーテは、
確かに私利私欲のために世界に災いをもたらしてしまったけど、
彼女の場合、
その報いを十分受け、反省し、そこから学ぶこともできた人だったし、
TODのリオンと違い、
育った環境故に生きていくこと自体が困難なタイプだった、
というわけでもなかったので、
死で償うのではなく、
生きて償う形であってほしかった。
過ちをきちんと認めて素直に謝るというのは
なかなかできないことなので、
アガーテは尊敬に価すると思えたし、
ヴェイグが言ったように、
彼女になら国を託してもいい―そう思える存在に成長したところだったのになぁ…。
一番生きていて欲しいと思った理由は、
もちろん、何よりも、ミルハウストのため…。
両想いにも関わらず、種族の違いからすれ違い、
想いが通じ合った幸福感を味わうこともなく死んじゃうなんて、
悲し過ぎるよ…。
なんか世間の皆様は、
TODのリオンの死を悲劇としか見ないけれど、
私はアガーテの方が、
残されるミルハウストを思うと、悲劇だと思ったよ…。
リオンは、育った環境故に、
生きることを「戦い」と捉えなくては生きていけないタイプに
育ってしまったので、
本当の意味での心の安息は、
ある意味では死の先にしかないんですよね。
生き続けても、
マリアンはリオンの一番望む形では
彼を受け止めてあげることはできないし、
スタン達や家族のルーティを得た代価なのか、
家族であり親友であったシャルも逝ってしまったし。
恐らく、
リオンがあれだけ罪を重ねても
なんとか生き続けて来られたのは、
その責任を命で償うつもりでいたからこそで、
それが生きて償うとなると、
たとえ彼を支える新たな仲間ができたとはいえ、
リオンに相当な重圧となってのしかかり、
下手をすれば彼を押しつぶしてしまうような気がする。
少なくとも、
シャルなしの状態では、乗り越えられそうに思えない。
また、彼が生にしがみついてきたもう一つの理由は、
いつか父親が自分を受け入れてくれると信じる気持ちを
捨て切れなかったからだと思われるので、
父が操られていただけで、本当は自分を受け入れていたのだと分かった以上、
あの世で両親と再会して、
共に心穏やかに、ルーティや仲間に希望を託して見守り、
いつか転生して仲間や家族の魂と巡り合い、
本当にゼロの状態から人生をやり直す方が、
幸せなように思える。
ルーティは、
アトワイト、リオン、ヒューゴと、3人も失ったけど、
一緒に生きていこうと思える最愛の人が傍にいたからよかった。
でも、
ミルハウストは、
まさにその最愛の人が死んでしまったわけで、
親友と呼べるほど身近で支えてくれる人がいるようにも
見えなかったしな…。
確かに、ミルハウストの心の中でアガーテは生き続けるよ。
でも、生きる上での一番の心の支えを失って、
アガーテの託した想いだけを支えに生きるのは、辛過ぎるよ。
彼女があんな死に方をし、
そして、彼があんなに彼女を想っていた以上、
彼はきっと、生涯を国に捧げて、
一生彼女だけを想い続けていくのだと思う。
せめて、夢で彼女に会えますように。
彼女の魂が、いつも彼と共にありますように。
そして、いつか、来世で結ばれますように。
そう、祈らずにはいられません。


■私が感じたリバースの人間関係
まず、恋愛関係にあったのは、
ヴェイグ×クレア、ミルハウスト×アガーテ。
ヴェイグとクレアは、
エターニアのリッドとファラのような幼馴染ですが、
リッド×ファラが、
旅に出て、相手を意識する度合いが強くなった
(特にリッドがファラに対しての意識が強くなった)のに対し、
ヴェイグ×クレアはどちらかと言うと、
旅立つ前から、
お互い恋愛という自覚はなくても、
お互いの隣にいるのはこの人だという関係ができちゃってたっぽいので、
旅の前後で変わったという印象はあまりないと思います。
お互いの関係を再認識しただけで、
それでもまだ恋愛という自覚はお互いないというか。
私は、
クレアを氷った状態から救出するのに
話の半分くらいかかると思ってたので、
そこがあっけなく解決しちゃったがために、
ヴェイグとクレアの絆が思ったより浅く見えてしまった気もしました。

この作品のテーマは、
「一つの命という存在を表すのは『心』か『姿』か」
というものなんですが、
アガーテとクレアが姿が入れ替わった状態で、
ヴェイグがクレアを好きだと自覚するとこまではいかなかったので、
そこまでいくと、
よりテーマがちゃんと見えたんじゃないかな、
とは思いました。
現実で考えると、整形とか性転換に近いテーマですね。
テーマの結論としては、
「最終的には、命をあらわすのは心」ということなんですけど、
ティトレイが話の中で言うように、
「料理でも、皿も含めて一つの料理。
 それと同じで、器もないがしろにはできない。」
というのも、一つの答として出ています。
ティトレイは上手いこと言うなーと、
言い回しに感心したところです。

ミルハウストとアガーテは、
両想いだったのにお互い気づいておらず、
アガーテがミルハウスト当人に気持ちを確かめる勇気すら持てず、
ミルハウストが同じ種族しか好きにならないと思い込んだことから、
全ての悲劇が始まったと言えます。
種族の違いから、ミルハウストに想いを告げられなかったアガーテ。
アガーテが種族の違いをそこまで気にしているなどと
気づくこともなく、
種族、そして身分の違いから、
想いを明かそうとはしなかったミルハウスト。
最後の最後に、
ミルハウストはアガーテの想いに気づきましたが、
アガーテがミルハウストの想いに気づいたのかは判断しづらいです。
私は、気づいたんだと思いたいですが。

他の恋愛要素としては、
アニーがヴェイグに淡い恋心を、
ティトレイがヒルダに淡い恋心を抱いていた?って感じです。
ただ、アニーの場合、
兄のようにヴェイグを慕ってるようにも見えるため、
周りのメンバーが「ヴェイグが好きなんだろ!」とか
冷やかしたりってのはありません。
アニー本人も無自覚かもしれないし、
周りのメンバーなんて、全く気づいてないかもしれないです。
逆に、ティトレイは周りが冷やかしたのもあって、
ヒルダには冗談としては伝わってますが、
ティトレイはヒルダの中に姉の姿を見て、それで気になってるだけかも…
という指摘もされてるので、
本当のところよく分かりません。
とりあえず、
私がヒルダやヴェイグの性格を見てきた限りにおいて、
ヴェイグ×アニー、ティトレイ×ヒルダは
まず成立しえないだろうと思います。
特にティトレイは、
ヒルダを支えるには幼過ぎると思う。

友情、仲間関係としては、以下みたいな感じです。
ただ、全体的に、すごく繋がりが薄いです。
ヴェイグ&ミルハウスト=タイプがよく似ており、相手の中に自分を見ることがある
ヴェイグ&ヒルダ=無口・ひねくれ者つながり
ヴェイグ&ティトレイ=似た境遇つながり・同い年
ヴェイグ&ユージーン=無口つながり
クレア&ヒルダ=似た境遇つながり
マオ&ティトレイ=喋り好き、兄弟みたいな関係
アニー&ティトレイ=しっかり者の後輩&大雑把過ぎな先輩
ヒルダ&ティトレイ=姐さんと仲間?(つっこみとボケ?)
ユージーン&マオ=父子のような関係
ユージーン&アニー=恩師と生徒のような関係
ヴェイグ&アニー=先輩と後輩みたいな関係
ヒルダ&アニー=姉妹みたいな関係
アニー&マオ=姉弟みたいな関係
ヒルダ&マオ=長女と末っ子みたいな関係、似た境遇つたながり
アガーテ&クレア=異種族になる経験をする。アガーテがクレアを尊敬


■ストーリー感想
このゲームをやり終えた結果、
のめりこむほど好きなキャラや人間関係はなかったです。
でも、普通に好感持ったとかなら、もちろんあります。
一番好感持ってたキャラはヴェイグみたいです。
(ただ単に、私の中で、
 感情移入できるぐらい背景がちゃんと描かれてたのが彼ぐらいだった、
 ってだけな気もしますが…。)
次に好きだったのはアガーテで、その次はミルハウストかな…。
他の皆さんは、
好みのタイプだったりしても、背景が薄すぎたので、
検討すらできないって感じがする…。
(まぁ、今挙げた3人だって、
 この作品の中では背景がしっかりしてたってだけで、
 キャラとして背景が薄いことに変わりはないけど…。)
で、気になる人間関係は、
ミルハウスト×アガーテが一番で、その次がヴェイグ×クレアかな。
他は、結果的には、ほとんど関心を持てませんでした。
ヴェイグの声は、
最初、檜山さんと聞いたときに、
「檜山さんて言うと、どっちかって言うと、サレのが適役なんじゃ…」
と思いましたが、
普通に合ってましたね。
サレと言えば、声がちびまる子ちゃんの花輪くん故に、
全然美形に思えなかった。
声優がもっと美形タイプだったら、
サレは、それなりに人気とれそうなもんなのに。
キャラ背景も浅くて気の毒だったな…。
ティトレイは、D2のロニみたいな感じでしたが、微妙…でしたね。
アンチD2派の私も、
D2の新キャラ自体は、
前作の設定+最初に市販品として公開された小説「天地戦争編」
を台無しにしないようなものは、
好みはさておき受け入れていて、
エルレイン、ハロルド、ロニ、ナナリーは
キャラはよかったと思っているんです。
ロニはナナリーとの絡みもあるし、
ロニ自身が年長者のくせにバカなので、
笑いはちゃんととれるキャラでした。
ティトレイは、ロニとタイプは似てますが、
笑いをとりきれないのが微妙ですね…。
恋愛も、ティトアニにしといた方が
ちゃんとカプが成立して、もう少し味が出たように思います。

この話は、なんと言っても、ラスボスの印象が薄過ぎますね。
そして、メインの敵となる四星、黒幕の魅力がなさ過ぎ。
その原因は、見た目ももちろんあるだろうけど、
それ以上に、個々の背景が薄過ぎるからだと思う。
(四星は、見た目というより、キャラ背景が薄いのが問題ですね。)
あと、アニーのお父さんとヒルダの両親。
結構キーパーソンだと思うのに、かなり、ちょい役扱い過ぎかと…。
もうちょっと魅力的に描いてくれてもいいんじゃない?
ヒルダもアニーも、背景設定のオチが薄過ぎ。
アニーのお父さんの殺された背景も薄過ぎだし、
ヒルダにしても、
親が自分を捨てたのではないとわかっただけで、
本当に愛していたのだとわかっただけで、
あれ程迫害を受け否定してきた自分を
受け入れられるようになるのだろうか…。
多分製作者側は、
パーティーメンバーがヒルダを受け入れ、
彼女の居場所を作ったと言いたいんだろうけど、
ヒルダがあのパーティーメンバーを居場所や友達と呼ぶには、
あの描かれ方では結びつきが薄過ぎるよ…。
ヴェイグ以外では、
試練の内容・成果がきちんと描かれた上で明確に読み取れるのは、
ティトレイくらいな気がします。
全体的に、登場人物が悩み成長する姿が
主人公・アガーテ以外は抽象的になり過ぎてしまって、
それ故に、
人物が薄くなってしまい、
話も薄くなってしまったように思います。
ラスボス直前の種族間対立の緩和の流れも、
無理やりな感があって、
もう少し自然な流れで描けないもんかなと思いました。
皆の聖なるパワー?がヴェイグたちに流れ込むときなんか、
なんでいきなりそんな現象が!?って感じで、
ついていけなかったし。
ドラゴンボールの元気玉みたいに「皆、力を!」とやったり、
皆が「彼らに力を!」と念じたり、
ヴェイグたちのフォルスが聖のパワーを吸収するものだった、
っていうんならともかく…。
私的に、この現象は、
理由づけをきちんとせず描いたことで、
プレイヤーが、
かえって気持ちが盛り下がってしまうとしか思えなかった。

テーマもいいところをついていて、
話に矛盾もなく、
登場人物も決して悪いわけではないので、
D2とは違う意味でもったいない作品です。


■チャット、ムービー、サントラ&主題歌について
ムービーはいつも通りよかったです。
気になったとこと言えば、
オープニングのミルハウストとの戦闘シーン、
剣を交えるまでの走ってるシーンが長過ぎるせいで、
シリアスでとてもいいシーンなのに、
思わず笑ってしまう(泣)。
チャットは、絵とかは全然問題ないけど、
D2と同じく、
業務的な内容のものが発生し過ぎ。
あんなのは、音声にまで出す必要全くないので、
その分、ストーリー中の会話でも、チャットでもいいから、
キャラ同士の日常の交流をもっと見せて欲しいと思う。
1週目のクリア直前データで、
見逃したチャットも含め、
うさにんの村でチャットを全部見られるようになるのは、すごくよかった。
2周目の後半のデータなら、
ムービーを全部見直せるようにもできるようですが、
この特典も、
1回クリアしたらすぐに利用できるようにしてほしかったな。
(ま、キャラが映るムービーに関しては、
 話がいつでも見直せる用に作ってるのと同じく必ずセーブしてあるので、
 これがなくても大丈夫ですけど、
 データがあれば、かなり助かるのは事実だからなぁ。
 無駄にセーブ作らないで済むから
 メモリーカードの使用量減らせるし、
 エンディングみたくボスを倒さないと見れないムービーがあっても、
 すぐ見れるようにDVDに保存したりとかしなくて済むしね。)
1度目のクリア後又はクリア直前のデータで
未読のチャットも全部聞ける状態になるのって、
私が今クリア済みのでは、デスティニー以来な気がする。
大助かりです。
初回チャットは省略できないようにするとか、
オプション機能も充実してました。
サントラは、オーケストラだったレジェンディアには適いませんが、
なかなかよかったと思います。
一番最初の段階のマップ上の曲が、
私の中ではリバースのテーマ曲って感じです。
主題歌は、私的には、
レジェンディアまでの作品では一番印象が薄く、
何度ムービー見ても主題歌って感じがしません。
歌ナシで、メロディーだけサントラとしてかかるときは、主題歌と思えますが。


■戦闘システム&攻略について
バトルは、
見易さと、使用しないキャラも自動的にレベルが上がる点は、
D2みたいな感じで問題なかったんですが、
列移動がやりづらいのと、
使用キャラ以外の行動指示が、
説明を読まなかったせいか全く分からなくて、
とにかく苦戦しました。
最初の方で、バトル難易度をEASYに変更したぐらいです。
あと、武器や防具を、
買い換えるだけでなく鍛えなきゃならないのも
面倒でした。
(聖剣伝説2みたく、
 一定の武器をパーティーメンバー全員で
 交互に使用しているとかなら
 鍛える意味も分かりますが…。)
MPを意味するFG(フォルスゲージ)も
よく分かんなかったです。
リバースのバトルで、
独自のもので割とよかったなってものと言えば、
二人でやる秘奥義ですね。
結構好きでした。
と言っても、
私はパーティメンバーの中でマオとユージーンは全く興味がなくて、
強制されるとき以外は
それ以外のメンバーで固定だったので、
ストーリー上勝手になるの以外では、
ヴェイグ&アニー、ヴェイグ&ヒルダしか
見たことない気がしますけど。
使ってたキャラはいつも主人公です。
マップ上歩いたりする時のキャラは
ヒルダにしてたことが多いですけどね。

攻略については、ホントややこしいのが多くて、
攻略本がなきゃ私はクリアできなかったかも…とか思ったほどです。
男キャラで話しかけないと会話できないとか、
攻略本読むまで全然気づかなかったし。
あと、ガジュマでなきゃ話せない町で
町に入った途端追い返されて、
ある特定のキャラで話しかけないとダメだったりとか。
聖獣の試練のダンジョンは仕掛けが面倒くさ過ぎ。
ヴェイグとユージーン以外はほんと面倒だった。
特にマオの時とか…。
この聖獣の試練の攻略は、
攻略本見たところでテクの問題なので、
上手くやれないもんはやれないって感じで…。
ラストダンジョンも、
ラスボス前のセーブからマップ上に戻って
再度ラスボス前に戻ろうとすると、
全部やり直さなきゃならないし。
ちまちましたとこでややこし過ぎて
正直イライラしましたので、
迷ったら攻略本を見るようにするとか、
話の部分を隠して攻略本を見ながらやる方がよいと思います。


P.S.
ヴェイグ×クレアとミルハウスト×アガーテ。
どっちのカップルも、
入れ替わってる最中に彼氏彼女の関係にならずに済んで、
よかったですよね。
付き合ってたら間違いなく、クレアもアガーテも、キスくらいはされてますよ。
特に、アガーテの姿のクレアは、
相手がミルハウスト―つまり、ヴェイグと違って大人になるわけなので、
ミルハウストとアガーテが既に付き合ってる状態だったら、
ミルハウスとの再会シーン(処刑をヴェイグに助けられるシーン)で
ミルハウストに手を出される可能性は高い。
処刑台から助けられたアガーテ姿のクレアに近寄って、
クレアが何を言っても気に留めず、
周囲の目も忘れて抱きしめる、くらいは、
最低限しそうだよな…。
ヴェイグがクレアと付き合ってる状態でも、
人前なら大差はないだろうけど、
クレア姿のアガーテは、アガーテ姿のクレアと違い、
あくまで素性を隠さねばならない状態なので、
万が一、ヴェイグが欲情するようなことがあった場合、
アガーテはヴェイグになすがままにされる可能性もある…。
もし本編でこのどちらかの状態が起こってたら、
事が分かった時には
ミルハウストとヴェイグはマジで殺し合うかもなー。
アガーテとクレアの間にも、
浮気や不倫みたいな、女のどろどろした関係が生まれそう…。
まさに昼ドラ!
そんなのテイルズじゃないだろ!とか思いながらも、
ちょっとそんな展開も面白そうで見てみたかったな、
とか思ってしまいました(苦笑)。


P.S.その2
ザピィの声がクイッキーに似てるなと思ったら、同じ方でした。
ザピィのが見た目とかは可愛かった。
存在感は薄かったけど…。
ザピィだけで出てるはずはないので、
他のとこにも、どこかに住友さんいたのかな…。

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2006/07/20 22:04 | ■テイルズオブリバース

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