2006年6月末
一ヶ月弱かかって、今月の始めにクリアしました。
タイトルから来る印象から、
タイムトラベルものだったらどうしようと
ひたすら心配してましたが、
それがなくて何よりでした。
以下ネタバレオンパレードの感想です。
■全体の感想
店頭で中古ゲームの価格がやたらと早く下がった作品なので
何故だろうと思ってましたが、
やってみて納得。
恐らく、
バトルがやり辛いがために、やること自体が大変になってしまうこと、
攻略がやたらと困難になってることが
一番の原因だろうな。
RPGをそれなりにはやってるはずの私ですら
かなりやり辛さを覚えたので、
挫折して売った人もいるだろうと思う。
RPG初心者には、
少しどころではなく、かなり厳しいでしょうね。
ストーリーとしても、
確実にあるカプ要素が
ヴェイグ×クレア、ミルハウスト×アガーテのみで、
まぁ、それは普通ですけど、
メイン6人の人間関係と個々の背景がかなり薄いなぁ…
という感じがしました。
クレアが使用可キャラじゃないために、
ヴェイグとクレアの関係も感じにくいし。
ぶっちゃけて言ってしまうと、
ヴェイグもクレアも、
確かにお互いがすごく大事なのはわかるけれど、
異性として意識しているのかが分からないまま
終わってしまった感があるんですよね。
ミルハウスト×アガーテの関係は、
恋愛だったのはちゃんと分かりますが、やはり薄いですね。
特にミルハウスト視点が少ないので。
ミルハウスト、アガーテの片方が、
一時的にでも仲間になって使用可キャラになったなら、
話の味も結構濃くなったと思いますが。
恋愛も友情も薄い感じがする上に、
個々の人物設定も薄めで、
敵に魅力的な奴が出て来ないので、
ストーリー的に興味が湧かなくてやれなかった人もいるだろうな、
と思います。
それでも、
テーマはいいところをついていて、
感動したエピソードもあるので、
私としては、
TOD2はオススメできない、オススメしたくない作品だけど、
この作品は、一度やる価値はあると思いました。
ただ、
他に気になるものがあるのに
わざわざ優先させるほどのものではないし、
全部自分でやらなくても、
私が「オススメのエピソード」として挙げてるところだけ見てもらえれば…
って感じのものですけどね。
■おすすめのエピソード
大まかに言うと、
【1】クレアの処刑台での演説~ヴェイグがクレアを救出するまで
【2】クレア救出後のヴェイグのフォルスの暴走~故郷に向かうことになるまで
【3】エンディングムービー
の3つで、
あと、ヴェイグの聖獣の試練って感じかな。
【1】の直前のヴェイグとアガーテの会話や、
【2】の故郷での話、ヴェイグとアガーテの会話もなかなか好きです。
一番感動したのは【2】のときです。
ヴェイグが悩み葛藤する姿が、
非常に人間らしく、
仲間が助け合っているのを一番感じられたシーンです。
【1】は、ヒーローがヒロインをピンチから救出するという
王道パターンではありますが、
私は今回みたいな感じの王道の描かれ方は好きなので、
よかったと思います。
このシーンのヴェイグはカッコよかったと思うし。
エンディングムービーはよいにはよいのですが、
短過ぎ&展開が急ピッチ過ぎで、
感動に浸る余韻がなかったのが残念です。
ムービーの長さがあれで限界だとしても、
エンディング自体はもう少し長くすべきだったと思います。
あと、エンディングのティトレイの泣き方が、
明らかに、死に行く人を見守る表情じゃなくて、
気になって仕方なかった。
何故ティトレイだけ、
『仰げば尊し』みたいな、卒業式の泣き方なの!?
先生っ!みたいな!
シリアスな場面なのに、思わず笑っちゃったよ!
雰囲気台無しだよ(泣)!
まぁ、とにかくですね、
ミルハウスト×アガーテの結末が悲しかったです…。
アガーテは、
確かに私利私欲のために世界に災いをもたらしてしまったけど、
彼女の場合、
その報いを十分受け、反省し、そこから学ぶこともできた人だったし、
TODのリオンと違い、
育った環境故に生きていくこと自体が困難なタイプだった、
というわけでもなかったので、
死で償うのではなく、
生きて償う形であってほしかった。
過ちをきちんと認めて素直に謝るというのは
なかなかできないことなので、
アガーテは尊敬に価すると思えたし、
ヴェイグが言ったように、
彼女になら国を託してもいい―そう思える存在に成長したところだったのになぁ…。
一番生きていて欲しいと思った理由は、
もちろん、何よりも、ミルハウストのため…。
両想いにも関わらず、種族の違いからすれ違い、
想いが通じ合った幸福感を味わうこともなく死んじゃうなんて、
悲し過ぎるよ…。
なんか世間の皆様は、
TODのリオンの死を悲劇としか見ないけれど、
私はアガーテの方が、
残されるミルハウストを思うと、悲劇だと思ったよ…。
リオンは、育った環境故に、
生きることを「戦い」と捉えなくては生きていけないタイプに
育ってしまったので、
本当の意味での心の安息は、
ある意味では死の先にしかないんですよね。
生き続けても、
マリアンはリオンの一番望む形では
彼を受け止めてあげることはできないし、
スタン達や家族のルーティを得た代価なのか、
家族であり親友であったシャルも逝ってしまったし。
恐らく、
リオンがあれだけ罪を重ねても
なんとか生き続けて来られたのは、
その責任を命で償うつもりでいたからこそで、
それが生きて償うとなると、
たとえ彼を支える新たな仲間ができたとはいえ、
リオンに相当な重圧となってのしかかり、
下手をすれば彼を押しつぶしてしまうような気がする。
少なくとも、
シャルなしの状態では、乗り越えられそうに思えない。
また、彼が生にしがみついてきたもう一つの理由は、
いつか父親が自分を受け入れてくれると信じる気持ちを
捨て切れなかったからだと思われるので、
父が操られていただけで、本当は自分を受け入れていたのだと分かった以上、
あの世で両親と再会して、
共に心穏やかに、ルーティや仲間に希望を託して見守り、
いつか転生して仲間や家族の魂と巡り合い、
本当にゼロの状態から人生をやり直す方が、
幸せなように思える。
ルーティは、
アトワイト、リオン、ヒューゴと、3人も失ったけど、
一緒に生きていこうと思える最愛の人が傍にいたからよかった。
でも、
ミルハウストは、
まさにその最愛の人が死んでしまったわけで、
親友と呼べるほど身近で支えてくれる人がいるようにも
見えなかったしな…。
確かに、ミルハウストの心の中でアガーテは生き続けるよ。
でも、生きる上での一番の心の支えを失って、
アガーテの託した想いだけを支えに生きるのは、辛過ぎるよ。
彼女があんな死に方をし、
そして、彼があんなに彼女を想っていた以上、
彼はきっと、生涯を国に捧げて、
一生彼女だけを想い続けていくのだと思う。
せめて、夢で彼女に会えますように。
彼女の魂が、いつも彼と共にありますように。
そして、いつか、来世で結ばれますように。
そう、祈らずにはいられません。
■私が感じたリバースの人間関係
まず、恋愛関係にあったのは、
ヴェイグ×クレア、ミルハウスト×アガーテ。
ヴェイグとクレアは、
エターニアのリッドとファラのような幼馴染ですが、
リッド×ファラが、
旅に出て、相手を意識する度合いが強くなった
(特にリッドがファラに対しての意識が強くなった)のに対し、
ヴェイグ×クレアはどちらかと言うと、
旅立つ前から、
お互い恋愛という自覚はなくても、
お互いの隣にいるのはこの人だという関係ができちゃってたっぽいので、
旅の前後で変わったという印象はあまりないと思います。
お互いの関係を再認識しただけで、
それでもまだ恋愛という自覚はお互いないというか。
私は、
クレアを氷った状態から救出するのに
話の半分くらいかかると思ってたので、
そこがあっけなく解決しちゃったがために、
ヴェイグとクレアの絆が思ったより浅く見えてしまった気もしました。
この作品のテーマは、
「一つの命という存在を表すのは『心』か『姿』か」
というものなんですが、
アガーテとクレアが姿が入れ替わった状態で、
ヴェイグがクレアを好きだと自覚するとこまではいかなかったので、
そこまでいくと、
よりテーマがちゃんと見えたんじゃないかな、
とは思いました。
現実で考えると、整形とか性転換に近いテーマですね。
テーマの結論としては、
「最終的には、命をあらわすのは心」ということなんですけど、
ティトレイが話の中で言うように、
「料理でも、皿も含めて一つの料理。
それと同じで、器もないがしろにはできない。」
というのも、一つの答として出ています。
ティトレイは上手いこと言うなーと、
言い回しに感心したところです。
ミルハウストとアガーテは、
両想いだったのにお互い気づいておらず、
アガーテがミルハウスト当人に気持ちを確かめる勇気すら持てず、
ミルハウストが同じ種族しか好きにならないと思い込んだことから、
全ての悲劇が始まったと言えます。
種族の違いから、ミルハウストに想いを告げられなかったアガーテ。
アガーテが種族の違いをそこまで気にしているなどと
気づくこともなく、
種族、そして身分の違いから、
想いを明かそうとはしなかったミルハウスト。
最後の最後に、
ミルハウストはアガーテの想いに気づきましたが、
アガーテがミルハウストの想いに気づいたのかは判断しづらいです。
私は、気づいたんだと思いたいですが。
他の恋愛要素としては、
アニーがヴェイグに淡い恋心を、
ティトレイがヒルダに淡い恋心を抱いていた?って感じです。
ただ、アニーの場合、
兄のようにヴェイグを慕ってるようにも見えるため、
周りのメンバーが「ヴェイグが好きなんだろ!」とか
冷やかしたりってのはありません。
アニー本人も無自覚かもしれないし、
周りのメンバーなんて、全く気づいてないかもしれないです。
逆に、ティトレイは周りが冷やかしたのもあって、
ヒルダには冗談としては伝わってますが、
ティトレイはヒルダの中に姉の姿を見て、それで気になってるだけかも…
という指摘もされてるので、
本当のところよく分かりません。
とりあえず、
私がヒルダやヴェイグの性格を見てきた限りにおいて、
ヴェイグ×アニー、ティトレイ×ヒルダは
まず成立しえないだろうと思います。
特にティトレイは、
ヒルダを支えるには幼過ぎると思う。
友情、仲間関係としては、以下みたいな感じです。
ただ、全体的に、すごく繋がりが薄いです。
ヴェイグ&ミルハウスト=タイプがよく似ており、相手の中に自分を見ることがある
ヴェイグ&ヒルダ=無口・ひねくれ者つながり
ヴェイグ&ティトレイ=似た境遇つながり・同い年
ヴェイグ&ユージーン=無口つながり
クレア&ヒルダ=似た境遇つながり
マオ&ティトレイ=喋り好き、兄弟みたいな関係
アニー&ティトレイ=しっかり者の後輩&大雑把過ぎな先輩
ヒルダ&ティトレイ=姐さんと仲間?(つっこみとボケ?)
ユージーン&マオ=父子のような関係
ユージーン&アニー=恩師と生徒のような関係
ヴェイグ&アニー=先輩と後輩みたいな関係
ヒルダ&アニー=姉妹みたいな関係
アニー&マオ=姉弟みたいな関係
ヒルダ&マオ=長女と末っ子みたいな関係、似た境遇つたながり
アガーテ&クレア=異種族になる経験をする。アガーテがクレアを尊敬
■ストーリー感想
このゲームをやり終えた結果、
のめりこむほど好きなキャラや人間関係はなかったです。
でも、普通に好感持ったとかなら、もちろんあります。
一番好感持ってたキャラはヴェイグみたいです。
(ただ単に、私の中で、
感情移入できるぐらい背景がちゃんと描かれてたのが彼ぐらいだった、
ってだけな気もしますが…。)
次に好きだったのはアガーテで、その次はミルハウストかな…。
他の皆さんは、
好みのタイプだったりしても、背景が薄すぎたので、
検討すらできないって感じがする…。
(まぁ、今挙げた3人だって、
この作品の中では背景がしっかりしてたってだけで、
キャラとして背景が薄いことに変わりはないけど…。)
で、気になる人間関係は、
ミルハウスト×アガーテが一番で、その次がヴェイグ×クレアかな。
他は、結果的には、ほとんど関心を持てませんでした。
ヴェイグの声は、
最初、檜山さんと聞いたときに、
「檜山さんて言うと、どっちかって言うと、サレのが適役なんじゃ…」
と思いましたが、
普通に合ってましたね。
サレと言えば、声がちびまる子ちゃんの花輪くん故に、
全然美形に思えなかった。
声優がもっと美形タイプだったら、
サレは、それなりに人気とれそうなもんなのに。
キャラ背景も浅くて気の毒だったな…。
ティトレイは、D2のロニみたいな感じでしたが、微妙…でしたね。
アンチD2派の私も、
D2の新キャラ自体は、
前作の設定+最初に市販品として公開された小説「天地戦争編」
を台無しにしないようなものは、
好みはさておき受け入れていて、
エルレイン、ハロルド、ロニ、ナナリーは
キャラはよかったと思っているんです。
ロニはナナリーとの絡みもあるし、
ロニ自身が年長者のくせにバカなので、
笑いはちゃんととれるキャラでした。
ティトレイは、ロニとタイプは似てますが、
笑いをとりきれないのが微妙ですね…。
恋愛も、ティトアニにしといた方が
ちゃんとカプが成立して、もう少し味が出たように思います。
この話は、なんと言っても、ラスボスの印象が薄過ぎますね。
そして、メインの敵となる四星、黒幕の魅力がなさ過ぎ。
その原因は、見た目ももちろんあるだろうけど、
それ以上に、個々の背景が薄過ぎるからだと思う。
(四星は、見た目というより、キャラ背景が薄いのが問題ですね。)
あと、アニーのお父さんとヒルダの両親。
結構キーパーソンだと思うのに、かなり、ちょい役扱い過ぎかと…。
もうちょっと魅力的に描いてくれてもいいんじゃない?
ヒルダもアニーも、背景設定のオチが薄過ぎ。
アニーのお父さんの殺された背景も薄過ぎだし、
ヒルダにしても、
親が自分を捨てたのではないとわかっただけで、
本当に愛していたのだとわかっただけで、
あれ程迫害を受け否定してきた自分を
受け入れられるようになるのだろうか…。
多分製作者側は、
パーティーメンバーがヒルダを受け入れ、
彼女の居場所を作ったと言いたいんだろうけど、
ヒルダがあのパーティーメンバーを居場所や友達と呼ぶには、
あの描かれ方では結びつきが薄過ぎるよ…。
ヴェイグ以外では、
試練の内容・成果がきちんと描かれた上で明確に読み取れるのは、
ティトレイくらいな気がします。
全体的に、登場人物が悩み成長する姿が
主人公・アガーテ以外は抽象的になり過ぎてしまって、
それ故に、
人物が薄くなってしまい、
話も薄くなってしまったように思います。
ラスボス直前の種族間対立の緩和の流れも、
無理やりな感があって、
もう少し自然な流れで描けないもんかなと思いました。
皆の聖なるパワー?がヴェイグたちに流れ込むときなんか、
なんでいきなりそんな現象が!?って感じで、
ついていけなかったし。
ドラゴンボールの元気玉みたいに「皆、力を!」とやったり、
皆が「彼らに力を!」と念じたり、
ヴェイグたちのフォルスが聖のパワーを吸収するものだった、
っていうんならともかく…。
私的に、この現象は、
理由づけをきちんとせず描いたことで、
プレイヤーが、
かえって気持ちが盛り下がってしまうとしか思えなかった。
テーマもいいところをついていて、
話に矛盾もなく、
登場人物も決して悪いわけではないので、
D2とは違う意味でもったいない作品です。
■チャット、ムービー、サントラ&主題歌について
ムービーはいつも通りよかったです。
気になったとこと言えば、
オープニングのミルハウストとの戦闘シーン、
剣を交えるまでの走ってるシーンが長過ぎるせいで、
シリアスでとてもいいシーンなのに、
思わず笑ってしまう(泣)。
チャットは、絵とかは全然問題ないけど、
D2と同じく、
業務的な内容のものが発生し過ぎ。
あんなのは、音声にまで出す必要全くないので、
その分、ストーリー中の会話でも、チャットでもいいから、
キャラ同士の日常の交流をもっと見せて欲しいと思う。
1週目のクリア直前データで、
見逃したチャットも含め、
うさにんの村でチャットを全部見られるようになるのは、すごくよかった。
2周目の後半のデータなら、
ムービーを全部見直せるようにもできるようですが、
この特典も、
1回クリアしたらすぐに利用できるようにしてほしかったな。
(ま、キャラが映るムービーに関しては、
話がいつでも見直せる用に作ってるのと同じく必ずセーブしてあるので、
これがなくても大丈夫ですけど、
データがあれば、かなり助かるのは事実だからなぁ。
無駄にセーブ作らないで済むから
メモリーカードの使用量減らせるし、
エンディングみたくボスを倒さないと見れないムービーがあっても、
すぐ見れるようにDVDに保存したりとかしなくて済むしね。)
1度目のクリア後又はクリア直前のデータで
未読のチャットも全部聞ける状態になるのって、
私が今クリア済みのでは、デスティニー以来な気がする。
大助かりです。
初回チャットは省略できないようにするとか、
オプション機能も充実してました。
サントラは、オーケストラだったレジェンディアには適いませんが、
なかなかよかったと思います。
一番最初の段階のマップ上の曲が、
私の中ではリバースのテーマ曲って感じです。
主題歌は、私的には、
レジェンディアまでの作品では一番印象が薄く、
何度ムービー見ても主題歌って感じがしません。
歌ナシで、メロディーだけサントラとしてかかるときは、主題歌と思えますが。
■戦闘システム&攻略について
バトルは、
見易さと、使用しないキャラも自動的にレベルが上がる点は、
D2みたいな感じで問題なかったんですが、
列移動がやりづらいのと、
使用キャラ以外の行動指示が、
説明を読まなかったせいか全く分からなくて、
とにかく苦戦しました。
最初の方で、バトル難易度をEASYに変更したぐらいです。
あと、武器や防具を、
買い換えるだけでなく鍛えなきゃならないのも
面倒でした。
(聖剣伝説2みたく、
一定の武器をパーティーメンバー全員で
交互に使用しているとかなら
鍛える意味も分かりますが…。)
MPを意味するFG(フォルスゲージ)も
よく分かんなかったです。
リバースのバトルで、
独自のもので割とよかったなってものと言えば、
二人でやる秘奥義ですね。
結構好きでした。
と言っても、
私はパーティメンバーの中でマオとユージーンは全く興味がなくて、
強制されるとき以外は
それ以外のメンバーで固定だったので、
ストーリー上勝手になるの以外では、
ヴェイグ&アニー、ヴェイグ&ヒルダしか
見たことない気がしますけど。
使ってたキャラはいつも主人公です。
マップ上歩いたりする時のキャラは
ヒルダにしてたことが多いですけどね。
攻略については、ホントややこしいのが多くて、
攻略本がなきゃ私はクリアできなかったかも…とか思ったほどです。
男キャラで話しかけないと会話できないとか、
攻略本読むまで全然気づかなかったし。
あと、ガジュマでなきゃ話せない町で
町に入った途端追い返されて、
ある特定のキャラで話しかけないとダメだったりとか。
聖獣の試練のダンジョンは仕掛けが面倒くさ過ぎ。
ヴェイグとユージーン以外はほんと面倒だった。
特にマオの時とか…。
この聖獣の試練の攻略は、
攻略本見たところでテクの問題なので、
上手くやれないもんはやれないって感じで…。
ラストダンジョンも、
ラスボス前のセーブからマップ上に戻って
再度ラスボス前に戻ろうとすると、
全部やり直さなきゃならないし。
ちまちましたとこでややこし過ぎて
正直イライラしましたので、
迷ったら攻略本を見るようにするとか、
話の部分を隠して攻略本を見ながらやる方がよいと思います。
P.S.
ヴェイグ×クレアとミルハウスト×アガーテ。
どっちのカップルも、
入れ替わってる最中に彼氏彼女の関係にならずに済んで、
よかったですよね。
付き合ってたら間違いなく、クレアもアガーテも、キスくらいはされてますよ。
特に、アガーテの姿のクレアは、
相手がミルハウスト―つまり、ヴェイグと違って大人になるわけなので、
ミルハウストとアガーテが既に付き合ってる状態だったら、
ミルハウスとの再会シーン(処刑をヴェイグに助けられるシーン)で
ミルハウストに手を出される可能性は高い。
処刑台から助けられたアガーテ姿のクレアに近寄って、
クレアが何を言っても気に留めず、
周囲の目も忘れて抱きしめる、くらいは、
最低限しそうだよな…。
ヴェイグがクレアと付き合ってる状態でも、
人前なら大差はないだろうけど、
クレア姿のアガーテは、アガーテ姿のクレアと違い、
あくまで素性を隠さねばならない状態なので、
万が一、ヴェイグが欲情するようなことがあった場合、
アガーテはヴェイグになすがままにされる可能性もある…。
もし本編でこのどちらかの状態が起こってたら、
事が分かった時には
ミルハウストとヴェイグはマジで殺し合うかもなー。
アガーテとクレアの間にも、
浮気や不倫みたいな、女のどろどろした関係が生まれそう…。
まさに昼ドラ!
そんなのテイルズじゃないだろ!とか思いながらも、
ちょっとそんな展開も面白そうで見てみたかったな、
とか思ってしまいました(苦笑)。
P.S.その2
ザピィの声がクイッキーに似てるなと思ったら、同じ方でした。
ザピィのが見た目とかは可愛かった。
存在感は薄かったけど…。
ザピィだけで出てるはずはないので、
他のとこにも、どこかに住友さんいたのかな…。
一ヶ月弱かかって、今月の始めにクリアしました。
タイトルから来る印象から、
タイムトラベルものだったらどうしようと
ひたすら心配してましたが、
それがなくて何よりでした。
以下ネタバレオンパレードの感想です。
■全体の感想
店頭で中古ゲームの価格がやたらと早く下がった作品なので
何故だろうと思ってましたが、
やってみて納得。
恐らく、
バトルがやり辛いがために、やること自体が大変になってしまうこと、
攻略がやたらと困難になってることが
一番の原因だろうな。
RPGをそれなりにはやってるはずの私ですら
かなりやり辛さを覚えたので、
挫折して売った人もいるだろうと思う。
RPG初心者には、
少しどころではなく、かなり厳しいでしょうね。
ストーリーとしても、
確実にあるカプ要素が
ヴェイグ×クレア、ミルハウスト×アガーテのみで、
まぁ、それは普通ですけど、
メイン6人の人間関係と個々の背景がかなり薄いなぁ…
という感じがしました。
クレアが使用可キャラじゃないために、
ヴェイグとクレアの関係も感じにくいし。
ぶっちゃけて言ってしまうと、
ヴェイグもクレアも、
確かにお互いがすごく大事なのはわかるけれど、
異性として意識しているのかが分からないまま
終わってしまった感があるんですよね。
ミルハウスト×アガーテの関係は、
恋愛だったのはちゃんと分かりますが、やはり薄いですね。
特にミルハウスト視点が少ないので。
ミルハウスト、アガーテの片方が、
一時的にでも仲間になって使用可キャラになったなら、
話の味も結構濃くなったと思いますが。
恋愛も友情も薄い感じがする上に、
個々の人物設定も薄めで、
敵に魅力的な奴が出て来ないので、
ストーリー的に興味が湧かなくてやれなかった人もいるだろうな、
と思います。
それでも、
テーマはいいところをついていて、
感動したエピソードもあるので、
私としては、
TOD2はオススメできない、オススメしたくない作品だけど、
この作品は、一度やる価値はあると思いました。
ただ、
他に気になるものがあるのに
わざわざ優先させるほどのものではないし、
全部自分でやらなくても、
私が「オススメのエピソード」として挙げてるところだけ見てもらえれば…
って感じのものですけどね。
■おすすめのエピソード
大まかに言うと、
【1】クレアの処刑台での演説~ヴェイグがクレアを救出するまで
【2】クレア救出後のヴェイグのフォルスの暴走~故郷に向かうことになるまで
【3】エンディングムービー
の3つで、
あと、ヴェイグの聖獣の試練って感じかな。
【1】の直前のヴェイグとアガーテの会話や、
【2】の故郷での話、ヴェイグとアガーテの会話もなかなか好きです。
一番感動したのは【2】のときです。
ヴェイグが悩み葛藤する姿が、
非常に人間らしく、
仲間が助け合っているのを一番感じられたシーンです。
【1】は、ヒーローがヒロインをピンチから救出するという
王道パターンではありますが、
私は今回みたいな感じの王道の描かれ方は好きなので、
よかったと思います。
このシーンのヴェイグはカッコよかったと思うし。
エンディングムービーはよいにはよいのですが、
短過ぎ&展開が急ピッチ過ぎで、
感動に浸る余韻がなかったのが残念です。
ムービーの長さがあれで限界だとしても、
エンディング自体はもう少し長くすべきだったと思います。
あと、エンディングのティトレイの泣き方が、
明らかに、死に行く人を見守る表情じゃなくて、
気になって仕方なかった。
何故ティトレイだけ、
『仰げば尊し』みたいな、卒業式の泣き方なの!?
先生っ!みたいな!
シリアスな場面なのに、思わず笑っちゃったよ!
雰囲気台無しだよ(泣)!
まぁ、とにかくですね、
ミルハウスト×アガーテの結末が悲しかったです…。
アガーテは、
確かに私利私欲のために世界に災いをもたらしてしまったけど、
彼女の場合、
その報いを十分受け、反省し、そこから学ぶこともできた人だったし、
TODのリオンと違い、
育った環境故に生きていくこと自体が困難なタイプだった、
というわけでもなかったので、
死で償うのではなく、
生きて償う形であってほしかった。
過ちをきちんと認めて素直に謝るというのは
なかなかできないことなので、
アガーテは尊敬に価すると思えたし、
ヴェイグが言ったように、
彼女になら国を託してもいい―そう思える存在に成長したところだったのになぁ…。
一番生きていて欲しいと思った理由は、
もちろん、何よりも、ミルハウストのため…。
両想いにも関わらず、種族の違いからすれ違い、
想いが通じ合った幸福感を味わうこともなく死んじゃうなんて、
悲し過ぎるよ…。
なんか世間の皆様は、
TODのリオンの死を悲劇としか見ないけれど、
私はアガーテの方が、
残されるミルハウストを思うと、悲劇だと思ったよ…。
リオンは、育った環境故に、
生きることを「戦い」と捉えなくては生きていけないタイプに
育ってしまったので、
本当の意味での心の安息は、
ある意味では死の先にしかないんですよね。
生き続けても、
マリアンはリオンの一番望む形では
彼を受け止めてあげることはできないし、
スタン達や家族のルーティを得た代価なのか、
家族であり親友であったシャルも逝ってしまったし。
恐らく、
リオンがあれだけ罪を重ねても
なんとか生き続けて来られたのは、
その責任を命で償うつもりでいたからこそで、
それが生きて償うとなると、
たとえ彼を支える新たな仲間ができたとはいえ、
リオンに相当な重圧となってのしかかり、
下手をすれば彼を押しつぶしてしまうような気がする。
少なくとも、
シャルなしの状態では、乗り越えられそうに思えない。
また、彼が生にしがみついてきたもう一つの理由は、
いつか父親が自分を受け入れてくれると信じる気持ちを
捨て切れなかったからだと思われるので、
父が操られていただけで、本当は自分を受け入れていたのだと分かった以上、
あの世で両親と再会して、
共に心穏やかに、ルーティや仲間に希望を託して見守り、
いつか転生して仲間や家族の魂と巡り合い、
本当にゼロの状態から人生をやり直す方が、
幸せなように思える。
ルーティは、
アトワイト、リオン、ヒューゴと、3人も失ったけど、
一緒に生きていこうと思える最愛の人が傍にいたからよかった。
でも、
ミルハウストは、
まさにその最愛の人が死んでしまったわけで、
親友と呼べるほど身近で支えてくれる人がいるようにも
見えなかったしな…。
確かに、ミルハウストの心の中でアガーテは生き続けるよ。
でも、生きる上での一番の心の支えを失って、
アガーテの託した想いだけを支えに生きるのは、辛過ぎるよ。
彼女があんな死に方をし、
そして、彼があんなに彼女を想っていた以上、
彼はきっと、生涯を国に捧げて、
一生彼女だけを想い続けていくのだと思う。
せめて、夢で彼女に会えますように。
彼女の魂が、いつも彼と共にありますように。
そして、いつか、来世で結ばれますように。
そう、祈らずにはいられません。
■私が感じたリバースの人間関係
まず、恋愛関係にあったのは、
ヴェイグ×クレア、ミルハウスト×アガーテ。
ヴェイグとクレアは、
エターニアのリッドとファラのような幼馴染ですが、
リッド×ファラが、
旅に出て、相手を意識する度合いが強くなった
(特にリッドがファラに対しての意識が強くなった)のに対し、
ヴェイグ×クレアはどちらかと言うと、
旅立つ前から、
お互い恋愛という自覚はなくても、
お互いの隣にいるのはこの人だという関係ができちゃってたっぽいので、
旅の前後で変わったという印象はあまりないと思います。
お互いの関係を再認識しただけで、
それでもまだ恋愛という自覚はお互いないというか。
私は、
クレアを氷った状態から救出するのに
話の半分くらいかかると思ってたので、
そこがあっけなく解決しちゃったがために、
ヴェイグとクレアの絆が思ったより浅く見えてしまった気もしました。
この作品のテーマは、
「一つの命という存在を表すのは『心』か『姿』か」
というものなんですが、
アガーテとクレアが姿が入れ替わった状態で、
ヴェイグがクレアを好きだと自覚するとこまではいかなかったので、
そこまでいくと、
よりテーマがちゃんと見えたんじゃないかな、
とは思いました。
現実で考えると、整形とか性転換に近いテーマですね。
テーマの結論としては、
「最終的には、命をあらわすのは心」ということなんですけど、
ティトレイが話の中で言うように、
「料理でも、皿も含めて一つの料理。
それと同じで、器もないがしろにはできない。」
というのも、一つの答として出ています。
ティトレイは上手いこと言うなーと、
言い回しに感心したところです。
ミルハウストとアガーテは、
両想いだったのにお互い気づいておらず、
アガーテがミルハウスト当人に気持ちを確かめる勇気すら持てず、
ミルハウストが同じ種族しか好きにならないと思い込んだことから、
全ての悲劇が始まったと言えます。
種族の違いから、ミルハウストに想いを告げられなかったアガーテ。
アガーテが種族の違いをそこまで気にしているなどと
気づくこともなく、
種族、そして身分の違いから、
想いを明かそうとはしなかったミルハウスト。
最後の最後に、
ミルハウストはアガーテの想いに気づきましたが、
アガーテがミルハウストの想いに気づいたのかは判断しづらいです。
私は、気づいたんだと思いたいですが。
他の恋愛要素としては、
アニーがヴェイグに淡い恋心を、
ティトレイがヒルダに淡い恋心を抱いていた?って感じです。
ただ、アニーの場合、
兄のようにヴェイグを慕ってるようにも見えるため、
周りのメンバーが「ヴェイグが好きなんだろ!」とか
冷やかしたりってのはありません。
アニー本人も無自覚かもしれないし、
周りのメンバーなんて、全く気づいてないかもしれないです。
逆に、ティトレイは周りが冷やかしたのもあって、
ヒルダには冗談としては伝わってますが、
ティトレイはヒルダの中に姉の姿を見て、それで気になってるだけかも…
という指摘もされてるので、
本当のところよく分かりません。
とりあえず、
私がヒルダやヴェイグの性格を見てきた限りにおいて、
ヴェイグ×アニー、ティトレイ×ヒルダは
まず成立しえないだろうと思います。
特にティトレイは、
ヒルダを支えるには幼過ぎると思う。
友情、仲間関係としては、以下みたいな感じです。
ただ、全体的に、すごく繋がりが薄いです。
ヴェイグ&ミルハウスト=タイプがよく似ており、相手の中に自分を見ることがある
ヴェイグ&ヒルダ=無口・ひねくれ者つながり
ヴェイグ&ティトレイ=似た境遇つながり・同い年
ヴェイグ&ユージーン=無口つながり
クレア&ヒルダ=似た境遇つながり
マオ&ティトレイ=喋り好き、兄弟みたいな関係
アニー&ティトレイ=しっかり者の後輩&大雑把過ぎな先輩
ヒルダ&ティトレイ=姐さんと仲間?(つっこみとボケ?)
ユージーン&マオ=父子のような関係
ユージーン&アニー=恩師と生徒のような関係
ヴェイグ&アニー=先輩と後輩みたいな関係
ヒルダ&アニー=姉妹みたいな関係
アニー&マオ=姉弟みたいな関係
ヒルダ&マオ=長女と末っ子みたいな関係、似た境遇つたながり
アガーテ&クレア=異種族になる経験をする。アガーテがクレアを尊敬
■ストーリー感想
このゲームをやり終えた結果、
のめりこむほど好きなキャラや人間関係はなかったです。
でも、普通に好感持ったとかなら、もちろんあります。
一番好感持ってたキャラはヴェイグみたいです。
(ただ単に、私の中で、
感情移入できるぐらい背景がちゃんと描かれてたのが彼ぐらいだった、
ってだけな気もしますが…。)
次に好きだったのはアガーテで、その次はミルハウストかな…。
他の皆さんは、
好みのタイプだったりしても、背景が薄すぎたので、
検討すらできないって感じがする…。
(まぁ、今挙げた3人だって、
この作品の中では背景がしっかりしてたってだけで、
キャラとして背景が薄いことに変わりはないけど…。)
で、気になる人間関係は、
ミルハウスト×アガーテが一番で、その次がヴェイグ×クレアかな。
他は、結果的には、ほとんど関心を持てませんでした。
ヴェイグの声は、
最初、檜山さんと聞いたときに、
「檜山さんて言うと、どっちかって言うと、サレのが適役なんじゃ…」
と思いましたが、
普通に合ってましたね。
サレと言えば、声がちびまる子ちゃんの花輪くん故に、
全然美形に思えなかった。
声優がもっと美形タイプだったら、
サレは、それなりに人気とれそうなもんなのに。
キャラ背景も浅くて気の毒だったな…。
ティトレイは、D2のロニみたいな感じでしたが、微妙…でしたね。
アンチD2派の私も、
D2の新キャラ自体は、
前作の設定+最初に市販品として公開された小説「天地戦争編」
を台無しにしないようなものは、
好みはさておき受け入れていて、
エルレイン、ハロルド、ロニ、ナナリーは
キャラはよかったと思っているんです。
ロニはナナリーとの絡みもあるし、
ロニ自身が年長者のくせにバカなので、
笑いはちゃんととれるキャラでした。
ティトレイは、ロニとタイプは似てますが、
笑いをとりきれないのが微妙ですね…。
恋愛も、ティトアニにしといた方が
ちゃんとカプが成立して、もう少し味が出たように思います。
この話は、なんと言っても、ラスボスの印象が薄過ぎますね。
そして、メインの敵となる四星、黒幕の魅力がなさ過ぎ。
その原因は、見た目ももちろんあるだろうけど、
それ以上に、個々の背景が薄過ぎるからだと思う。
(四星は、見た目というより、キャラ背景が薄いのが問題ですね。)
あと、アニーのお父さんとヒルダの両親。
結構キーパーソンだと思うのに、かなり、ちょい役扱い過ぎかと…。
もうちょっと魅力的に描いてくれてもいいんじゃない?
ヒルダもアニーも、背景設定のオチが薄過ぎ。
アニーのお父さんの殺された背景も薄過ぎだし、
ヒルダにしても、
親が自分を捨てたのではないとわかっただけで、
本当に愛していたのだとわかっただけで、
あれ程迫害を受け否定してきた自分を
受け入れられるようになるのだろうか…。
多分製作者側は、
パーティーメンバーがヒルダを受け入れ、
彼女の居場所を作ったと言いたいんだろうけど、
ヒルダがあのパーティーメンバーを居場所や友達と呼ぶには、
あの描かれ方では結びつきが薄過ぎるよ…。
ヴェイグ以外では、
試練の内容・成果がきちんと描かれた上で明確に読み取れるのは、
ティトレイくらいな気がします。
全体的に、登場人物が悩み成長する姿が
主人公・アガーテ以外は抽象的になり過ぎてしまって、
それ故に、
人物が薄くなってしまい、
話も薄くなってしまったように思います。
ラスボス直前の種族間対立の緩和の流れも、
無理やりな感があって、
もう少し自然な流れで描けないもんかなと思いました。
皆の聖なるパワー?がヴェイグたちに流れ込むときなんか、
なんでいきなりそんな現象が!?って感じで、
ついていけなかったし。
ドラゴンボールの元気玉みたいに「皆、力を!」とやったり、
皆が「彼らに力を!」と念じたり、
ヴェイグたちのフォルスが聖のパワーを吸収するものだった、
っていうんならともかく…。
私的に、この現象は、
理由づけをきちんとせず描いたことで、
プレイヤーが、
かえって気持ちが盛り下がってしまうとしか思えなかった。
テーマもいいところをついていて、
話に矛盾もなく、
登場人物も決して悪いわけではないので、
D2とは違う意味でもったいない作品です。
■チャット、ムービー、サントラ&主題歌について
ムービーはいつも通りよかったです。
気になったとこと言えば、
オープニングのミルハウストとの戦闘シーン、
剣を交えるまでの走ってるシーンが長過ぎるせいで、
シリアスでとてもいいシーンなのに、
思わず笑ってしまう(泣)。
チャットは、絵とかは全然問題ないけど、
D2と同じく、
業務的な内容のものが発生し過ぎ。
あんなのは、音声にまで出す必要全くないので、
その分、ストーリー中の会話でも、チャットでもいいから、
キャラ同士の日常の交流をもっと見せて欲しいと思う。
1週目のクリア直前データで、
見逃したチャットも含め、
うさにんの村でチャットを全部見られるようになるのは、すごくよかった。
2周目の後半のデータなら、
ムービーを全部見直せるようにもできるようですが、
この特典も、
1回クリアしたらすぐに利用できるようにしてほしかったな。
(ま、キャラが映るムービーに関しては、
話がいつでも見直せる用に作ってるのと同じく必ずセーブしてあるので、
これがなくても大丈夫ですけど、
データがあれば、かなり助かるのは事実だからなぁ。
無駄にセーブ作らないで済むから
メモリーカードの使用量減らせるし、
エンディングみたくボスを倒さないと見れないムービーがあっても、
すぐ見れるようにDVDに保存したりとかしなくて済むしね。)
1度目のクリア後又はクリア直前のデータで
未読のチャットも全部聞ける状態になるのって、
私が今クリア済みのでは、デスティニー以来な気がする。
大助かりです。
初回チャットは省略できないようにするとか、
オプション機能も充実してました。
サントラは、オーケストラだったレジェンディアには適いませんが、
なかなかよかったと思います。
一番最初の段階のマップ上の曲が、
私の中ではリバースのテーマ曲って感じです。
主題歌は、私的には、
レジェンディアまでの作品では一番印象が薄く、
何度ムービー見ても主題歌って感じがしません。
歌ナシで、メロディーだけサントラとしてかかるときは、主題歌と思えますが。
■戦闘システム&攻略について
バトルは、
見易さと、使用しないキャラも自動的にレベルが上がる点は、
D2みたいな感じで問題なかったんですが、
列移動がやりづらいのと、
使用キャラ以外の行動指示が、
説明を読まなかったせいか全く分からなくて、
とにかく苦戦しました。
最初の方で、バトル難易度をEASYに変更したぐらいです。
あと、武器や防具を、
買い換えるだけでなく鍛えなきゃならないのも
面倒でした。
(聖剣伝説2みたく、
一定の武器をパーティーメンバー全員で
交互に使用しているとかなら
鍛える意味も分かりますが…。)
MPを意味するFG(フォルスゲージ)も
よく分かんなかったです。
リバースのバトルで、
独自のもので割とよかったなってものと言えば、
二人でやる秘奥義ですね。
結構好きでした。
と言っても、
私はパーティメンバーの中でマオとユージーンは全く興味がなくて、
強制されるとき以外は
それ以外のメンバーで固定だったので、
ストーリー上勝手になるの以外では、
ヴェイグ&アニー、ヴェイグ&ヒルダしか
見たことない気がしますけど。
使ってたキャラはいつも主人公です。
マップ上歩いたりする時のキャラは
ヒルダにしてたことが多いですけどね。
攻略については、ホントややこしいのが多くて、
攻略本がなきゃ私はクリアできなかったかも…とか思ったほどです。
男キャラで話しかけないと会話できないとか、
攻略本読むまで全然気づかなかったし。
あと、ガジュマでなきゃ話せない町で
町に入った途端追い返されて、
ある特定のキャラで話しかけないとダメだったりとか。
聖獣の試練のダンジョンは仕掛けが面倒くさ過ぎ。
ヴェイグとユージーン以外はほんと面倒だった。
特にマオの時とか…。
この聖獣の試練の攻略は、
攻略本見たところでテクの問題なので、
上手くやれないもんはやれないって感じで…。
ラストダンジョンも、
ラスボス前のセーブからマップ上に戻って
再度ラスボス前に戻ろうとすると、
全部やり直さなきゃならないし。
ちまちましたとこでややこし過ぎて
正直イライラしましたので、
迷ったら攻略本を見るようにするとか、
話の部分を隠して攻略本を見ながらやる方がよいと思います。
P.S.
ヴェイグ×クレアとミルハウスト×アガーテ。
どっちのカップルも、
入れ替わってる最中に彼氏彼女の関係にならずに済んで、
よかったですよね。
付き合ってたら間違いなく、クレアもアガーテも、キスくらいはされてますよ。
特に、アガーテの姿のクレアは、
相手がミルハウスト―つまり、ヴェイグと違って大人になるわけなので、
ミルハウストとアガーテが既に付き合ってる状態だったら、
ミルハウスとの再会シーン(処刑をヴェイグに助けられるシーン)で
ミルハウストに手を出される可能性は高い。
処刑台から助けられたアガーテ姿のクレアに近寄って、
クレアが何を言っても気に留めず、
周囲の目も忘れて抱きしめる、くらいは、
最低限しそうだよな…。
ヴェイグがクレアと付き合ってる状態でも、
人前なら大差はないだろうけど、
クレア姿のアガーテは、アガーテ姿のクレアと違い、
あくまで素性を隠さねばならない状態なので、
万が一、ヴェイグが欲情するようなことがあった場合、
アガーテはヴェイグになすがままにされる可能性もある…。
もし本編でこのどちらかの状態が起こってたら、
事が分かった時には
ミルハウストとヴェイグはマジで殺し合うかもなー。
アガーテとクレアの間にも、
浮気や不倫みたいな、女のどろどろした関係が生まれそう…。
まさに昼ドラ!
そんなのテイルズじゃないだろ!とか思いながらも、
ちょっとそんな展開も面白そうで見てみたかったな、
とか思ってしまいました(苦笑)。
P.S.その2
ザピィの声がクイッキーに似てるなと思ったら、同じ方でした。
ザピィのが見た目とかは可愛かった。
存在感は薄かったけど…。
ザピィだけで出てるはずはないので、
他のとこにも、どこかに住友さんいたのかな…。
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