2005年11月末
講談社の出している漫画雑誌「別冊フレンド」を、
以前ピーチガールとかを立ち読みしてた名残で
よく立ち読みするんですけど、
今月号を見たら、
前立ち読みした事ある末次由紀って人の作品が、
「スラムダンク」や「リアル」からの盗作があると
読者に指摘されて新聞やテレビで騒がれて、
結果、
今後その人の講談社コミックスでの全連載休止、全コミック回収・絶版になった
と書いてありました。
本人も盗作を認めており、著作権の認識の甘さを反省している、
との記載もありました。
( 関連ページ http://cabin.jp/k55yuki/ )
別フレ見るまで全然知りませんでしたよ。
しかし、
あんな有名な作品の盗作して、
編集の時点で編集者さん気づかないのかな~とか、
やる方も、
こんなメジャーな方のでやって気づかれないと思ってんのかな~とか、
記事だけ見た時点では思いました。
ネット上で調べて、
その問題とされたページを確認したところ、
「あー、これは気づかんわ。」と思いました。
話をぱくったのかと思ってましたが、
指摘されたのは話ではなく、
構図をトレースして(写して)、顔は変えてるってやつでしたから。
以前、
CLAMPの作品が、
1pまるまるトレースされて同人誌で売られたとかいう情報を
ネット上で見かけて、
そりゃ、同じ顔で同じ構図なら、気づく人も出てくるだろうなぁ…
とは思いましたが、
今回、顔は違ってたわけですからね。
気づいた奴もすげぇなと思います、ハイ。
盗作とは言っても、
「極部分的なシーンのトレース」という形のもので、
なんというか、
編集の時点で指摘されてれば…
もっと著作権に関する指導を具体的にされてれば防げたかもしれない―
と思うと、
これがトレース指摘されたの初めてだとしたら、
「全連載休止、全コミック回収・絶版」てのは、
かなり厳しいんでない?と思いました。
が、情報を詳しく調べてみたところ、
この末次さんは、
2000年頃にもトレースで盗作だと指摘され、
事実を認め、謝罪してるんですよ…。
ってことは、
トレースが、
練習するのにはいいとしても、
本人に許可を得ず、
世間に公開する形で行うのはいけないってことは、
身を持って知っていたってことですよね。
それなのにやっちゃったってのは、
まぁ、確かに、厳重に罰せられても文句は言えないでしょうね。
きっと、
「楽にしっかりした絵を描きたい」とか、
「締切への焦り」から、
こんな事しちゃったんだと思いますが、
それが全部裏目に出ちゃった感じですよね。
ちょっと楽をしたいという怠け心が出てしまったばっかりに、
漫画家としては
窮地に追いやられる形になってしまったわけですから…。
結構、
この「別冊フレンド」って雑誌では、
看板になるような方っぽかったのにねぇ…。
どっかのブログには、
「末次さんはどこまで頑張っても
世間に名を馳せる”偉大な作家”レベルにはなれない。
だが、自分では”偉大な作家”レベルだと思っている。
だから、そんな自分が
”偉大な作家”レベルの絵が描けないはずがないと思い、
だが現実には自分の力量で描けなかったのでトレースした。」
とか、かなり独断と偏見で語ってる方もいました。
私的には、深読みし過ぎじゃない?と思いましたし、
独断でそんな風に語るのは危険だし、相手に失礼では?
と思いました。
私は、
単純に、
締切への焦りと、怠け心でやってしまったんだと思ってます。
だいたい、作品の優劣が人の好みでしか決まらないのだから、
”偉大な作家”の定義も人それぞれじゃないですか。
売上がいいから「いい作品」とは限らないですし。
だって、知名度ってのは、年数踏むほど上がるわけで、
中身を知らず「知名度」を参考にして買う度合いが高いものは、
何でも後に出た物の方が、
自然と売上が上がっていってしまいますからね。
ゲームのFFシリーズとか、そのいい例じゃないですか。
FF10は、売上は確かに今までで一番高かったようですけど、
後に残る「人気」は、
ファンの声とかをネット上とかで見る限りでは、
他の作品程高くないみたいですからね。
なんていうか、言い方変えれば、
知名度が高くなってきてるにも関わらず
以前より売上が上がらないってのは、
「それは駄作だった」っていう判断をされかねないですね…。
もちろん、
流行とか、
ゲーム機や漫画の世間への普及度合いも関わるので、
それだけとは言い切れませんけど…。
ちなみに、私自身は、
たいていの作品は、大ヒットする以前の方が好きです。
作者さんが、
ビジネスではなく情熱だけで一生懸命描いている可能性が高く、
更に、
ネタが出きっていない分斬新さがある、
と感じられるので。
FFも、FF6~FF10をプレイしたうち、一番好きなのはFF6ですし、
矢沢あいさんも、
「マリブル」から「NANA」までで、
一番好きなのは「天使なんかじゃない」ですし。
FFは、FF7から話の製作担当者が変わったらしく、
事実、
キャラを見てもFF7から話の対象年齢が下がり、
テイストが変わった感がありましたので、
そのために、
FF6を最後にFFを離れたファンも結構いると聞きます。
矢沢あいさんも、
「天使なんかじゃない」以降、話も絵の描き方も一変したので、
「天使なんかじゃない」を最後にファンを離れた、
という話を結構聞きますね。
私も、「天ない」後は、
「下弦の月」だけは
三浦君とさえちゃんのペアがあったから好きでしたが、
他は普通ですからね。
「NANA」も、
ハチとノブがくっつくかな~辺りは好きだったんですが、
今は普通です。
やはり「NANA」は
テーマとしているものが「あまりに生々しい痛み」なので、
「笑いあり涙あり」作品をベストとする私には、
買うほどではないな、という類になるんですよ。
求める傾向の違い故ですね。
私は、「痛み」をテーマにするなら、
現実そのものを描かれるより、
ファンタジーテイストが入る方が好きなので。
なんだか話が反れてしまいました…(汗)。
とにかく、
偉大だ何だってのは、人それぞれで、
後になってからじゃないと分からないものだってことです。
矢沢あいさんとか、「鋼の錬金術師」の作者とか、
その例として挙げられると思います。
「天ない」連載時、
矢沢さんがこんなに有名になるなんて予想もしなかったですし、
ハガレンにしても、
TV化でこんなに売れるなんて、誰も予想しなかったと思います。
少女漫画は、
少年漫画と違って男女共に読むってことはあまりないので、
普及させるのは少年漫画より圧倒的に不利ですし、
ハガレンにしても、
集英社や講談社などのメジャーな雑誌での掲載でない上に
ファンタジー要素の濃い作品だったので、
普及しやすい作品とは言い難いものでしたしね。
今回の件で盗作された、
井上雄彦さんのホームページを見た所、
この件に関してお悔やみのメッセージを送ってる方を見かけましたが、
ご本人はきっと、心を痛めるとか以前に、
この事件が起こって初めて末次さん知った、
ぐらいの感覚だと思います。
別フレ作品のような少女漫画の類を、
男性の方が興味を持って手にとるなんてことは、
普通まずないと思いますので。
漫画家ですら、なかなかないでしょうね。
今、話題になってる矢沢あいさん等の作品でも、
名前は知っていても、
読んだことはないんじゃないかなーと思いますし。
「ちびまる子ちゃん」とか「セーラームーン」レベルで、
TVでメジャーにならないと、
少女漫画の作品の中身を知る機会は、
男性にはほとんどないのではないかと思います。
(姉や妹がいたりすれば、
男性でも、
多少は読む機会ががあるのかもしれないですが。)
漫画家としては、
この盗作事件に対して、
怒りとか以前に、
「他人事ではない」と思う方のが多いんじゃないかと思います。
実際、この末次さんの盗作事件をきっかけに、
儲かってる人へのやっかみだろうと思いますが、
「井上雄彦さんはNBAから盗作している」
という疑惑が浮上しているそうです。
( 関連ページ http://www.yuko2ch.net/inoue/ )
スポーツ漫画を描くのにスポーツそのものを参考にするのって、
常識だと思うんですけど…。
写真や道行く人の姿等、
トレースでなく参考にすることまで盗作だと言われてしまっては、
世の中に何の作品も生み出せないではないかと思うので、
いくらなんでも、
ここまで言うのは厳しすぎだろって思うんですけど…。
ただ参考にするだけで、
いちいち許可を取らなくちゃならないなんて…。
漫画家って、思った以上に大変なんだな~って感じです。
今回の末次さんの盗作事件は、
何よりも、
この盗作した末次さんの作品を楽しみにしてた人が一番気の毒。
きっと、少なくとも、
盗作があったと指摘された作品に関しては、
未完でも、もう描けないだろうし…。
無理やりでも終わりを見せてくれた方が、読者としては嬉しいよね。
すっきりするし。
だから、
「これしきの事で連載打ち切りなんて~」
とファンが言うのはごもっとも。
だって、読者ってのは、
ぶっちゃけ、
「作品」が好きなのであって、
「作者」そのものが善人だろうが悪人だろうが
関係ないですからね。
よっぽど作者その人から害を被った、とかでもなければ、
たとえ殺人犯が作者だったとしても、
その「作品」さえ素晴らしければ、人気は出るだろうし。
私は、
自分が直接関わらない人については、そういう感覚です。
漫画家、作家、歌手、声優、俳優、モデル、芸能人等は、
全て何らかのクリエイターであり、
作品として公開される「演技」「顔」「芸」「話」について評価してるだけなので、
その人そのものの人格がどれだけ世間に最低とか言われてても、
関係ないです。
作家、漫画家、作詞・作曲家等、
思想を表現する類のものは、
本人の思想が表れるところがあるので、
他の職業よりは、多少人格も気になりますけど、
それでも、
「作品さえよければ気にならない」のは事実です。
逆に、
自分が直接関わる人でない以上、
どんなにいい人であっても、
作品として公開されるものが良くなければ、
興味を持つこともなく終わってしまいます。
打ち切りと言えば、
私も、無念に思ってる作品があります。
飯田晴子先生の「パナ・インサの冒険」という作品です。
大好きな作品だったのですが、
この作品の連載が一旦終了し、
代わりに「聖ライセンス」連載という形になったんです。
その当時は、
「編集の意向で、作者が本音ではなく建前しか言えない」
という事実を理解できていなかったため、
「いつか続きを描く」
という作者の言葉をそのまま受け取ってしまい、
聖ライセンス完結時の雑誌のインタビューで
「パナ・インサはもうやりません」とあった時は、
かなりショックを受けました。
裏事情を理解できていなかった頃のことだったので、
「オシマイならオシマイってしっかり書いてくれればいいのに。
変にまた描くみたいな文を添えないでほしい。」
とか、
「やっぱ続けられるか不明な以上、
コミックの最終巻で一応の終わりの形はとってほしいよな~」
とか、当時は思いました。
また、
自分の読む漫画雑誌が、
掲載されれば必ずコミック化するものばかりだったため、
一冊にするのに足らない量で連載終了しても、
後で読みきり等を足して、
必ずコミック化すると思い込んでいました。
が、言われてみれば、
出版社もビジネスで漫画を出版するわけで、
売上が見込めなければ本にはできない、
人気がなければ連載を打ち切らざるをえない、
となるのは、
自分が経営者の立場になれば、
当然だなぁと思うことばかりなんですよね。
読者や視聴者の反応で、
当初の予定に反して話の展開が変わったりするのも、
スポンサーの目的が儲けることであり、
儲けるために、
実際に商品を買ってくれる読者・視聴者の意見に沿う必要があるからです。
スポンサーにとっては、
作品の話の筋が通ることより、
作品が売れることが最優先というわけです。
最近アニメの質が下がったと感じるのは、
昔が「少数で質を高く」だったとするなら、
「質が下がっても多く」に、
方針が切り替わったってことなんでしょうね。
そして、
昔より話がいい漫画やアニメが減ったと感じるのは、
「自分の精神年齢が上がった」
のももちろんありますが、
「作品の内容の低年齢化」
「作品の内容が一般的でなくコア
(つまり、
スポンサーが購買力のある層の意向に沿った結果、
マニアとかオタク向けの傾向が強くなった)」
「作品に既に沢山触れているため、
どこかで見たようなパターンばかりで、
斬新さを感じる可能性が極めて低くなった」
というのが原因でしょうね。
あと、その他に知った裏事情。
漫画家さんが、
自分の作品であっても、
コミックス化しなかった部分や連載終了となった作品を
同人誌としてでも容易に出したりできないのは、
版権(作品の権利)が自分ではなく出版社にあり、
著作権料を払わないと出版できない、
原稿を出版社から返してもらえない、
という事があるからなんだそうです。
「自分の作品でも自主出版がうかつにできない」と知った時は
随分驚きました。
声優や俳優が、
亡くなったわけでもキャストを一層するわけでもなく
変わったりするのも、
「この人とこの人は離婚したから」「仲が悪いから」
とか、
「昔のメンバーで今やるとお金がかかるから。
(つまり、予算がないから)」
という裏事情が密接に関わってるが故だそうです。
また、コネ(コネクション)も密接に関わっていて、
この監督とこの役者は長い付き合いだからとか、
この役者が監督のお気に入りだからとか、
事務所Aはバックアップにある企業Bとコネがあるから、
役者をほとんど事務所Aから起用しているとか、
いろいろあるようです。
漫画家さんが掲載雑誌を変わるのも、
「給料等の待遇面」や、
「表現の規制の制限の度合い」
なんかが理由だとか。
今まで、
特殊な職業故に、
一般の職業事情と同じだとは思いもしなかったんですけど、
確かに、
人と人のやりとりであることに変わりはないわけですから、
気にする所が一緒なのも、通りですよね。
なんだか、裏事情が分かるようになってきて、
「だったら仕方ないよなぁ」なんて感じで、
以前よりは、
諦めがつけられるようになった所があります。
年間で、
ドラマ、映画、小説、アニメ、ゲーム、漫画と単体でも多いのに、
全部含めたらめちゃくちゃ話がたくさん作られてて、
しかも皆、
似たようなモチーフ引っ張って来るから、
全く似てない作品なんてないわけで、
ほんと、
どこから著作権侵害なのか難しい所ですね。
話がちょっと反れますけど、
私だったら、
末次さん程度の盗作をされるより、
許可なく、
自分の作品を、
自分に意に反したカップリングで同人誌やサイトで作品出されることの方が、
よっぽどショックですね…。
原作でそうなっていない人間関係
(同人界ではその大半が男×男=ホモですね…)
で描かれると、
どうしても抵抗と嫌悪感を感じてしまうので…(汗)。
こう思うのは、
私が、
「キャラクターは作り手にとって我が子同然のものだろう」
と考えているからですけどね。
講談社の出している漫画雑誌「別冊フレンド」を、
以前ピーチガールとかを立ち読みしてた名残で
よく立ち読みするんですけど、
今月号を見たら、
前立ち読みした事ある末次由紀って人の作品が、
「スラムダンク」や「リアル」からの盗作があると
読者に指摘されて新聞やテレビで騒がれて、
結果、
今後その人の講談社コミックスでの全連載休止、全コミック回収・絶版になった
と書いてありました。
本人も盗作を認めており、著作権の認識の甘さを反省している、
との記載もありました。
( 関連ページ http://cabin.jp/k55yuki/ )
別フレ見るまで全然知りませんでしたよ。
しかし、
あんな有名な作品の盗作して、
編集の時点で編集者さん気づかないのかな~とか、
やる方も、
こんなメジャーな方のでやって気づかれないと思ってんのかな~とか、
記事だけ見た時点では思いました。
ネット上で調べて、
その問題とされたページを確認したところ、
「あー、これは気づかんわ。」と思いました。
話をぱくったのかと思ってましたが、
指摘されたのは話ではなく、
構図をトレースして(写して)、顔は変えてるってやつでしたから。
以前、
CLAMPの作品が、
1pまるまるトレースされて同人誌で売られたとかいう情報を
ネット上で見かけて、
そりゃ、同じ顔で同じ構図なら、気づく人も出てくるだろうなぁ…
とは思いましたが、
今回、顔は違ってたわけですからね。
気づいた奴もすげぇなと思います、ハイ。
盗作とは言っても、
「極部分的なシーンのトレース」という形のもので、
なんというか、
編集の時点で指摘されてれば…
もっと著作権に関する指導を具体的にされてれば防げたかもしれない―
と思うと、
これがトレース指摘されたの初めてだとしたら、
「全連載休止、全コミック回収・絶版」てのは、
かなり厳しいんでない?と思いました。
が、情報を詳しく調べてみたところ、
この末次さんは、
2000年頃にもトレースで盗作だと指摘され、
事実を認め、謝罪してるんですよ…。
ってことは、
トレースが、
練習するのにはいいとしても、
本人に許可を得ず、
世間に公開する形で行うのはいけないってことは、
身を持って知っていたってことですよね。
それなのにやっちゃったってのは、
まぁ、確かに、厳重に罰せられても文句は言えないでしょうね。
きっと、
「楽にしっかりした絵を描きたい」とか、
「締切への焦り」から、
こんな事しちゃったんだと思いますが、
それが全部裏目に出ちゃった感じですよね。
ちょっと楽をしたいという怠け心が出てしまったばっかりに、
漫画家としては
窮地に追いやられる形になってしまったわけですから…。
結構、
この「別冊フレンド」って雑誌では、
看板になるような方っぽかったのにねぇ…。
どっかのブログには、
「末次さんはどこまで頑張っても
世間に名を馳せる”偉大な作家”レベルにはなれない。
だが、自分では”偉大な作家”レベルだと思っている。
だから、そんな自分が
”偉大な作家”レベルの絵が描けないはずがないと思い、
だが現実には自分の力量で描けなかったのでトレースした。」
とか、かなり独断と偏見で語ってる方もいました。
私的には、深読みし過ぎじゃない?と思いましたし、
独断でそんな風に語るのは危険だし、相手に失礼では?
と思いました。
私は、
単純に、
締切への焦りと、怠け心でやってしまったんだと思ってます。
だいたい、作品の優劣が人の好みでしか決まらないのだから、
”偉大な作家”の定義も人それぞれじゃないですか。
売上がいいから「いい作品」とは限らないですし。
だって、知名度ってのは、年数踏むほど上がるわけで、
中身を知らず「知名度」を参考にして買う度合いが高いものは、
何でも後に出た物の方が、
自然と売上が上がっていってしまいますからね。
ゲームのFFシリーズとか、そのいい例じゃないですか。
FF10は、売上は確かに今までで一番高かったようですけど、
後に残る「人気」は、
ファンの声とかをネット上とかで見る限りでは、
他の作品程高くないみたいですからね。
なんていうか、言い方変えれば、
知名度が高くなってきてるにも関わらず
以前より売上が上がらないってのは、
「それは駄作だった」っていう判断をされかねないですね…。
もちろん、
流行とか、
ゲーム機や漫画の世間への普及度合いも関わるので、
それだけとは言い切れませんけど…。
ちなみに、私自身は、
たいていの作品は、大ヒットする以前の方が好きです。
作者さんが、
ビジネスではなく情熱だけで一生懸命描いている可能性が高く、
更に、
ネタが出きっていない分斬新さがある、
と感じられるので。
FFも、FF6~FF10をプレイしたうち、一番好きなのはFF6ですし、
矢沢あいさんも、
「マリブル」から「NANA」までで、
一番好きなのは「天使なんかじゃない」ですし。
FFは、FF7から話の製作担当者が変わったらしく、
事実、
キャラを見てもFF7から話の対象年齢が下がり、
テイストが変わった感がありましたので、
そのために、
FF6を最後にFFを離れたファンも結構いると聞きます。
矢沢あいさんも、
「天使なんかじゃない」以降、話も絵の描き方も一変したので、
「天使なんかじゃない」を最後にファンを離れた、
という話を結構聞きますね。
私も、「天ない」後は、
「下弦の月」だけは
三浦君とさえちゃんのペアがあったから好きでしたが、
他は普通ですからね。
「NANA」も、
ハチとノブがくっつくかな~辺りは好きだったんですが、
今は普通です。
やはり「NANA」は
テーマとしているものが「あまりに生々しい痛み」なので、
「笑いあり涙あり」作品をベストとする私には、
買うほどではないな、という類になるんですよ。
求める傾向の違い故ですね。
私は、「痛み」をテーマにするなら、
現実そのものを描かれるより、
ファンタジーテイストが入る方が好きなので。
なんだか話が反れてしまいました…(汗)。
とにかく、
偉大だ何だってのは、人それぞれで、
後になってからじゃないと分からないものだってことです。
矢沢あいさんとか、「鋼の錬金術師」の作者とか、
その例として挙げられると思います。
「天ない」連載時、
矢沢さんがこんなに有名になるなんて予想もしなかったですし、
ハガレンにしても、
TV化でこんなに売れるなんて、誰も予想しなかったと思います。
少女漫画は、
少年漫画と違って男女共に読むってことはあまりないので、
普及させるのは少年漫画より圧倒的に不利ですし、
ハガレンにしても、
集英社や講談社などのメジャーな雑誌での掲載でない上に
ファンタジー要素の濃い作品だったので、
普及しやすい作品とは言い難いものでしたしね。
今回の件で盗作された、
井上雄彦さんのホームページを見た所、
この件に関してお悔やみのメッセージを送ってる方を見かけましたが、
ご本人はきっと、心を痛めるとか以前に、
この事件が起こって初めて末次さん知った、
ぐらいの感覚だと思います。
別フレ作品のような少女漫画の類を、
男性の方が興味を持って手にとるなんてことは、
普通まずないと思いますので。
漫画家ですら、なかなかないでしょうね。
今、話題になってる矢沢あいさん等の作品でも、
名前は知っていても、
読んだことはないんじゃないかなーと思いますし。
「ちびまる子ちゃん」とか「セーラームーン」レベルで、
TVでメジャーにならないと、
少女漫画の作品の中身を知る機会は、
男性にはほとんどないのではないかと思います。
(姉や妹がいたりすれば、
男性でも、
多少は読む機会ががあるのかもしれないですが。)
漫画家としては、
この盗作事件に対して、
怒りとか以前に、
「他人事ではない」と思う方のが多いんじゃないかと思います。
実際、この末次さんの盗作事件をきっかけに、
儲かってる人へのやっかみだろうと思いますが、
「井上雄彦さんはNBAから盗作している」
という疑惑が浮上しているそうです。
( 関連ページ http://www.yuko2ch.net/inoue/ )
スポーツ漫画を描くのにスポーツそのものを参考にするのって、
常識だと思うんですけど…。
写真や道行く人の姿等、
トレースでなく参考にすることまで盗作だと言われてしまっては、
世の中に何の作品も生み出せないではないかと思うので、
いくらなんでも、
ここまで言うのは厳しすぎだろって思うんですけど…。
ただ参考にするだけで、
いちいち許可を取らなくちゃならないなんて…。
漫画家って、思った以上に大変なんだな~って感じです。
今回の末次さんの盗作事件は、
何よりも、
この盗作した末次さんの作品を楽しみにしてた人が一番気の毒。
きっと、少なくとも、
盗作があったと指摘された作品に関しては、
未完でも、もう描けないだろうし…。
無理やりでも終わりを見せてくれた方が、読者としては嬉しいよね。
すっきりするし。
だから、
「これしきの事で連載打ち切りなんて~」
とファンが言うのはごもっとも。
だって、読者ってのは、
ぶっちゃけ、
「作品」が好きなのであって、
「作者」そのものが善人だろうが悪人だろうが
関係ないですからね。
よっぽど作者その人から害を被った、とかでもなければ、
たとえ殺人犯が作者だったとしても、
その「作品」さえ素晴らしければ、人気は出るだろうし。
私は、
自分が直接関わらない人については、そういう感覚です。
漫画家、作家、歌手、声優、俳優、モデル、芸能人等は、
全て何らかのクリエイターであり、
作品として公開される「演技」「顔」「芸」「話」について評価してるだけなので、
その人そのものの人格がどれだけ世間に最低とか言われてても、
関係ないです。
作家、漫画家、作詞・作曲家等、
思想を表現する類のものは、
本人の思想が表れるところがあるので、
他の職業よりは、多少人格も気になりますけど、
それでも、
「作品さえよければ気にならない」のは事実です。
逆に、
自分が直接関わる人でない以上、
どんなにいい人であっても、
作品として公開されるものが良くなければ、
興味を持つこともなく終わってしまいます。
打ち切りと言えば、
私も、無念に思ってる作品があります。
飯田晴子先生の「パナ・インサの冒険」という作品です。
大好きな作品だったのですが、
この作品の連載が一旦終了し、
代わりに「聖ライセンス」連載という形になったんです。
その当時は、
「編集の意向で、作者が本音ではなく建前しか言えない」
という事実を理解できていなかったため、
「いつか続きを描く」
という作者の言葉をそのまま受け取ってしまい、
聖ライセンス完結時の雑誌のインタビューで
「パナ・インサはもうやりません」とあった時は、
かなりショックを受けました。
裏事情を理解できていなかった頃のことだったので、
「オシマイならオシマイってしっかり書いてくれればいいのに。
変にまた描くみたいな文を添えないでほしい。」
とか、
「やっぱ続けられるか不明な以上、
コミックの最終巻で一応の終わりの形はとってほしいよな~」
とか、当時は思いました。
また、
自分の読む漫画雑誌が、
掲載されれば必ずコミック化するものばかりだったため、
一冊にするのに足らない量で連載終了しても、
後で読みきり等を足して、
必ずコミック化すると思い込んでいました。
が、言われてみれば、
出版社もビジネスで漫画を出版するわけで、
売上が見込めなければ本にはできない、
人気がなければ連載を打ち切らざるをえない、
となるのは、
自分が経営者の立場になれば、
当然だなぁと思うことばかりなんですよね。
読者や視聴者の反応で、
当初の予定に反して話の展開が変わったりするのも、
スポンサーの目的が儲けることであり、
儲けるために、
実際に商品を買ってくれる読者・視聴者の意見に沿う必要があるからです。
スポンサーにとっては、
作品の話の筋が通ることより、
作品が売れることが最優先というわけです。
最近アニメの質が下がったと感じるのは、
昔が「少数で質を高く」だったとするなら、
「質が下がっても多く」に、
方針が切り替わったってことなんでしょうね。
そして、
昔より話がいい漫画やアニメが減ったと感じるのは、
「自分の精神年齢が上がった」
のももちろんありますが、
「作品の内容の低年齢化」
「作品の内容が一般的でなくコア
(つまり、
スポンサーが購買力のある層の意向に沿った結果、
マニアとかオタク向けの傾向が強くなった)」
「作品に既に沢山触れているため、
どこかで見たようなパターンばかりで、
斬新さを感じる可能性が極めて低くなった」
というのが原因でしょうね。
あと、その他に知った裏事情。
漫画家さんが、
自分の作品であっても、
コミックス化しなかった部分や連載終了となった作品を
同人誌としてでも容易に出したりできないのは、
版権(作品の権利)が自分ではなく出版社にあり、
著作権料を払わないと出版できない、
原稿を出版社から返してもらえない、
という事があるからなんだそうです。
「自分の作品でも自主出版がうかつにできない」と知った時は
随分驚きました。
声優や俳優が、
亡くなったわけでもキャストを一層するわけでもなく
変わったりするのも、
「この人とこの人は離婚したから」「仲が悪いから」
とか、
「昔のメンバーで今やるとお金がかかるから。
(つまり、予算がないから)」
という裏事情が密接に関わってるが故だそうです。
また、コネ(コネクション)も密接に関わっていて、
この監督とこの役者は長い付き合いだからとか、
この役者が監督のお気に入りだからとか、
事務所Aはバックアップにある企業Bとコネがあるから、
役者をほとんど事務所Aから起用しているとか、
いろいろあるようです。
漫画家さんが掲載雑誌を変わるのも、
「給料等の待遇面」や、
「表現の規制の制限の度合い」
なんかが理由だとか。
今まで、
特殊な職業故に、
一般の職業事情と同じだとは思いもしなかったんですけど、
確かに、
人と人のやりとりであることに変わりはないわけですから、
気にする所が一緒なのも、通りですよね。
なんだか、裏事情が分かるようになってきて、
「だったら仕方ないよなぁ」なんて感じで、
以前よりは、
諦めがつけられるようになった所があります。
年間で、
ドラマ、映画、小説、アニメ、ゲーム、漫画と単体でも多いのに、
全部含めたらめちゃくちゃ話がたくさん作られてて、
しかも皆、
似たようなモチーフ引っ張って来るから、
全く似てない作品なんてないわけで、
ほんと、
どこから著作権侵害なのか難しい所ですね。
話がちょっと反れますけど、
私だったら、
末次さん程度の盗作をされるより、
許可なく、
自分の作品を、
自分に意に反したカップリングで同人誌やサイトで作品出されることの方が、
よっぽどショックですね…。
原作でそうなっていない人間関係
(同人界ではその大半が男×男=ホモですね…)
で描かれると、
どうしても抵抗と嫌悪感を感じてしまうので…(汗)。
こう思うのは、
私が、
「キャラクターは作り手にとって我が子同然のものだろう」
と考えているからですけどね。
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ドラマ「白線流し」のスペシャルの最終回を見て、
これもまたファンの声に流されたのか、
ご都合主義に園子がわたるとよりを戻したっぽい展開だった。
わたるの彼女なんて、そのために殺されたようなもんだし。
長谷部君みたいないい奴の何が不満なんだー!!
10年以上も園子を好きなのに!(T_T)
でも、園子がわたると完全により戻したわけじゃないし、
私は勝手に、
今後長谷部君が今まで以上に粘り強く頑張って園子とよりを戻す
と思い込んでおくさ!(笑)
なんか最近、
ファンの声に振り回され過ぎに感じる、芯のない作品ばかりで悲しいよ。
それを考えると、
この前のシーズンで一番視聴率の高かったドラマ「女王の教室」は、
芯がしっかり通った話でよかった。
賛否の反響も、内容が内容なために、かなり凄かったらしい。
教師がPTA買収してるようなもんだったからね。
実際にはこんなことしたら
即、教育委員会に話がいって教師がクビになるので
ありえないに決まってますけどね。
もしくは即、教師が生徒に刺されますよ。
今の子はキレやすいですからね。
でもまぁ、確かに、
あのマヤのやり方は、耐えられる人はそうそういないだろうし、
マヤの言葉を信じてずっと怠けずやってける人もまずいないので、
実現という意味ではだいぶ無理があるよな。
だいぶ前の花ゆめ本誌での話ですが、学園アリスがなんかよかった! どうやら前の号で、 棗君が、蜜柑とクリスマスパーティーでダンス踊ったらしいのよ。 で、その最中に蜜柑が転んで、 事故とはいえ、キスしちゃったらしいのね? で、それをキスじゃないと言い張り、 さらにルカに蜜柑がキスされたと知った棗が、 蜜柑に無理やり(ふいうちで?)キスしちゃってさ! ギャー!無自覚の恋万歳! まさにサスサクのサスケのようだ! ツボじゃー(笑)。 最近、ブックオフで4巻まで見つけて立ち読みもしました! 面白かった! やっと棗が蜜柑とどんな風に親しくなったのかわかったよ。 棗がカッコ可愛い!ツボー! なんて将来見込みのあるキャラなの! しかも、棗の声は、大好きな朴路美さんだし! アニメはレンタルして見たりするかまだ分かんないけど、 とりあえずCDドラマだけは聞きたいな。 強くてクールで口が悪いけど情が厚い奴と言えば、 サスケ(NARUTO)やリオン(TOD)タイプだよね。 蜜柑と棗の関係、 「イタズラなKISS」の入江くんと琴子みたいでツボー! 1番近い関係ので思い当たるのは、 「こどものおもちゃ」のサナと羽山だけどね。 棗、 蜜柑のスカートめくるんならともかく、 パンツ脱がしてるし、胸は覗くし、 なんつーか、お年頃と言えばいいのかなんなのか(笑)。 もう、棗くんてばねぇ(笑)。 蜜柑が泣きわめいて敵視するのは当然だわな~。 10才でそんな経験する奴はいないわな~。 ああ、ほんと、はまってきちゃったよ。 物足りないのは、琴子たちみたく大人じゃないことだなぁ。 欲しくなってきたけど、 今すぐ欲しいというわけでもないし、漫画も最近増えちゃってるから、 文庫になってから買いたいな~って感じかな。 |
SEEDデスティニー、終りましたね。
最終話、
なんか、レイがギルを撃つのは多少予想に反した展開だったものの、
結論としちゃ予想通り。
シンをあれだけ叩く描き方した割に、殺さなかったのも少し意外。
ラストバトルなのに戦闘があまりにあっけなくて、
感動すべきポイントがつかめねぇって感じでした。
しかも完璧シンが主人公扱いされてないし。
気づかなかったけど、
49話から、
主人公、シンじゃなくキラらしいしよ。
主役降板かよ!
死んでもいないのに主役降板なんて、聞いたことねぇよ!
ほんと、
そんなんだったら最初から
前と同じく、
「キラが主役、アスランとダブルキャスト」にしとけよ!
まぁ、私はずっと、
前作の結末が、ちと余韻が少ない感じで、
その余韻を求めて見てただけだし、
前作キャラに目当てがいたから見始めたってだけだから、
今作があってよかったと感じられるけど、
今作キャラが目当てで今作しか見てない人には、
「わけわかんない。視点が前作キャラばかりで不満。」
につきるような気がしたよ。
前作キャラが目当ての人が多いにも関わらず、
そう言ってる人多かったってことは、
視点がファンサービス的に傾き過ぎてた証拠だろうし。
伝えたいメッセージの芯がしっかりしてないから、
そういう、
D2(テイルズオブデスティニー2)みたいな現象が起こるんだよね。
普通、伝えたい「核」があって、
それを伝える手段が、
アニメだったり、ドラマだったり、漫画だったり、小説だったり
って感じなのに、
なんか最近は、
伝えたいメッセージよりも、
伝える際に使用する媒体がやれりゃ何でもいい
=「こういうキャラ描ければ何でもいい」って感じになり過ぎちゃってるから、
結果的に出来上がったものに筋が通ってなくて、
駄作とか言われるはめになっちゃってる気がする。
今の漫画やアニメ業界は、
かつての漫画等の作品の影響受けて、
そういうの好きな人だけが作り手になってるから
余計にコアになり過ぎていってる、
ってのも事実だと思う。
まぁ、SEEDデスティニーは、
D2みたいに、
ない方がよかったとまで言われる作品とは全然思わないけど、
感動すべきとこが前作より少ない上に
つかみにくかったのは事実だと思う。
雑誌の解説やコラム読んで、
やっとメッセージが理解できるってのも、
内容がよっぽど理解しづらいってことじゃないの?って思うしね。
議長(ギル)のデスティニープラン、
あれほど頭がいいとされる人が本当に考えたのか!
というくらいお粗末なプランだった。
要するに、
生まれつきの身体能力で型にはまって生きろというのは、
「下克上のない世界にしよう」と、
単純に言えばそういうことですよね?
もっと分かりやすく言うなら、
「今から江戸時代の身分制度に戻すけどOK?」
という話ですよね?
今までの歴史で、
何度、下克上のできない世界が崩壊してきたか、
わかっていないのだろうか…。
仮にもガンダムって、
今より未来を描いた話で、今より進んでるんでしょ!?
それなのに、
こんな今まで何度やろうとしてもできなかった
失敗プランを持ち出すのかよ!
私みたいな凡人にでも
無理な事は一見して分かるプランなのだから、
いくらなんでも、
ナチュラルより優れたコーディネーターの一般人には
分からないはずないだろうに…。
今から生まれる人は皆遺伝子操作して欲を無くして、
今既に生まれちゃってる人は、
ステラとかみたいに記憶操作を強制的にして自分の政策に従わせる、
とかいうなら、
最終的には上手くいくかもしれないが、
議長のあんな悠長なやり方では絶対無理だ。
それに、
遺伝子で職業適性を見抜くなんてありえない。
芸術家等の芸術面の才能なんてどうやって見抜くんだ!?
芸術や政治家の優劣なんて、
見る人や状況、時代によって変わるものなのに。
それに、
こんなにいても仕方ないという職業にばかり、
うじゃうじゃと適正者が出てきたらどうするんだ!
だいたい、
遺伝子なんかで職業適性がほんとにきちんと分かるなら、
今、
世の中にあんなに失業者が溢れかえってるわけないだろーが!
D2のエルレインと同じく、
なんか最後に、
あの頭のキレる奴がなんでそれぐらい分からんのだ…というオチ。
D2よりは、
タイムスリップという最大の矛盾がない分だいぶマシとは言え、
めちゃくちゃな展開だったのは事実。
タリアを引き合いとして
かなり前から引っ張って出してきた割に、
ギル×タリアは期待させといておざなりだった。
シン×ルナもおざなりだったために、
結局私には、傷の舐めあいと、
その時他に相手がいなかったから
ちょっと心理的に接近したって程度にしか受け取れなかった。
まぁ、私自身が、
初期の関係で、
シンステ・レイルナになるものだと捉えて、
そういう視点で見てきたために、
シンルナが受け入れにくかったってのもあるけどね。
(だから、確実にレイルナにならずに終わってくれたのは、
シンステ・レイルナ派の私としては、
正直ありがたいんだけどね。)
最終回で嬉しかったのは、
シンが私的決め台詞の「あんたって人はぁー!!」
を言ってくれた点ぐらいかな。
なんかこの台詞言ってこそシンだよなって感じで。
あれだけ主役らしく描いてもらえず、
可哀想なことばっかりのシンには、
あれ以上辛い目に遭わせたくなかったから、
とりあえず、
シンとルナが死なずに終ったことは嬉しかった。
ディアミリも、ミリィの振っちゃった発言以上に
変に触れられずに済んだし、
アスカガも、「今はこれでいいんだ」と
カガリが指輪外した時点から
変に展開せずに済んだし、
イザークも変に新たに誰かと接点できなかったから、
シホちゃんとペアだと思い続けられるし、
今後同人で楽しんでいく上での障害ができなくてよかった。
これがせめてもの救い。
まぁ、不満を言えば、
私が期待してたレイルナは、原作で展開して頂けなかったけどね。
SEEDデスティニーもSEED同様、
最終巻に映像特典付くそうなので、
どっちも、いずれ中古で買って見たいな。
(レンタル版には入っていないらしいから。)
いつになるかは分かんないけど。
最終話、
なんか、レイがギルを撃つのは多少予想に反した展開だったものの、
結論としちゃ予想通り。
シンをあれだけ叩く描き方した割に、殺さなかったのも少し意外。
ラストバトルなのに戦闘があまりにあっけなくて、
感動すべきポイントがつかめねぇって感じでした。
しかも完璧シンが主人公扱いされてないし。
気づかなかったけど、
49話から、
主人公、シンじゃなくキラらしいしよ。
主役降板かよ!
死んでもいないのに主役降板なんて、聞いたことねぇよ!
ほんと、
そんなんだったら最初から
前と同じく、
「キラが主役、アスランとダブルキャスト」にしとけよ!
まぁ、私はずっと、
前作の結末が、ちと余韻が少ない感じで、
その余韻を求めて見てただけだし、
前作キャラに目当てがいたから見始めたってだけだから、
今作があってよかったと感じられるけど、
今作キャラが目当てで今作しか見てない人には、
「わけわかんない。視点が前作キャラばかりで不満。」
につきるような気がしたよ。
前作キャラが目当ての人が多いにも関わらず、
そう言ってる人多かったってことは、
視点がファンサービス的に傾き過ぎてた証拠だろうし。
伝えたいメッセージの芯がしっかりしてないから、
そういう、
D2(テイルズオブデスティニー2)みたいな現象が起こるんだよね。
普通、伝えたい「核」があって、
それを伝える手段が、
アニメだったり、ドラマだったり、漫画だったり、小説だったり
って感じなのに、
なんか最近は、
伝えたいメッセージよりも、
伝える際に使用する媒体がやれりゃ何でもいい
=「こういうキャラ描ければ何でもいい」って感じになり過ぎちゃってるから、
結果的に出来上がったものに筋が通ってなくて、
駄作とか言われるはめになっちゃってる気がする。
今の漫画やアニメ業界は、
かつての漫画等の作品の影響受けて、
そういうの好きな人だけが作り手になってるから
余計にコアになり過ぎていってる、
ってのも事実だと思う。
まぁ、SEEDデスティニーは、
D2みたいに、
ない方がよかったとまで言われる作品とは全然思わないけど、
感動すべきとこが前作より少ない上に
つかみにくかったのは事実だと思う。
雑誌の解説やコラム読んで、
やっとメッセージが理解できるってのも、
内容がよっぽど理解しづらいってことじゃないの?って思うしね。
議長(ギル)のデスティニープラン、
あれほど頭がいいとされる人が本当に考えたのか!
というくらいお粗末なプランだった。
要するに、
生まれつきの身体能力で型にはまって生きろというのは、
「下克上のない世界にしよう」と、
単純に言えばそういうことですよね?
もっと分かりやすく言うなら、
「今から江戸時代の身分制度に戻すけどOK?」
という話ですよね?
今までの歴史で、
何度、下克上のできない世界が崩壊してきたか、
わかっていないのだろうか…。
仮にもガンダムって、
今より未来を描いた話で、今より進んでるんでしょ!?
それなのに、
こんな今まで何度やろうとしてもできなかった
失敗プランを持ち出すのかよ!
私みたいな凡人にでも
無理な事は一見して分かるプランなのだから、
いくらなんでも、
ナチュラルより優れたコーディネーターの一般人には
分からないはずないだろうに…。
今から生まれる人は皆遺伝子操作して欲を無くして、
今既に生まれちゃってる人は、
ステラとかみたいに記憶操作を強制的にして自分の政策に従わせる、
とかいうなら、
最終的には上手くいくかもしれないが、
議長のあんな悠長なやり方では絶対無理だ。
それに、
遺伝子で職業適性を見抜くなんてありえない。
芸術家等の芸術面の才能なんてどうやって見抜くんだ!?
芸術や政治家の優劣なんて、
見る人や状況、時代によって変わるものなのに。
それに、
こんなにいても仕方ないという職業にばかり、
うじゃうじゃと適正者が出てきたらどうするんだ!
だいたい、
遺伝子なんかで職業適性がほんとにきちんと分かるなら、
今、
世の中にあんなに失業者が溢れかえってるわけないだろーが!
D2のエルレインと同じく、
なんか最後に、
あの頭のキレる奴がなんでそれぐらい分からんのだ…というオチ。
D2よりは、
タイムスリップという最大の矛盾がない分だいぶマシとは言え、
めちゃくちゃな展開だったのは事実。
タリアを引き合いとして
かなり前から引っ張って出してきた割に、
ギル×タリアは期待させといておざなりだった。
シン×ルナもおざなりだったために、
結局私には、傷の舐めあいと、
その時他に相手がいなかったから
ちょっと心理的に接近したって程度にしか受け取れなかった。
まぁ、私自身が、
初期の関係で、
シンステ・レイルナになるものだと捉えて、
そういう視点で見てきたために、
シンルナが受け入れにくかったってのもあるけどね。
(だから、確実にレイルナにならずに終わってくれたのは、
シンステ・レイルナ派の私としては、
正直ありがたいんだけどね。)
最終回で嬉しかったのは、
シンが私的決め台詞の「あんたって人はぁー!!」
を言ってくれた点ぐらいかな。
なんかこの台詞言ってこそシンだよなって感じで。
あれだけ主役らしく描いてもらえず、
可哀想なことばっかりのシンには、
あれ以上辛い目に遭わせたくなかったから、
とりあえず、
シンとルナが死なずに終ったことは嬉しかった。
ディアミリも、ミリィの振っちゃった発言以上に
変に触れられずに済んだし、
アスカガも、「今はこれでいいんだ」と
カガリが指輪外した時点から
変に展開せずに済んだし、
イザークも変に新たに誰かと接点できなかったから、
シホちゃんとペアだと思い続けられるし、
今後同人で楽しんでいく上での障害ができなくてよかった。
これがせめてもの救い。
まぁ、不満を言えば、
私が期待してたレイルナは、原作で展開して頂けなかったけどね。
SEEDデスティニーもSEED同様、
最終巻に映像特典付くそうなので、
どっちも、いずれ中古で買って見たいな。
(レンタル版には入っていないらしいから。)
いつになるかは分かんないけど。
SEEDデスティニー、
3番目のオープニングから、
タイトルロゴのバックまで、キラの機体だったことに気づきました。
マジかよ(汗)。
なんで主人公が、
タイトルバックまで
他のキャラに横取りされなきゃならんのよ!?
おまけに、
キラやカガリは、
新機体起動時にテーマソングがあるのに、
肝心の主人公はナシかよ!?
しかも、シンの新機体なんて、
アスラン脱走のせいで、どさくさにまぎれての発進だったしな。
総集編も、キラとアスランのモノローグばっか。
肝心のシンに、総集編くらいモノローグさせてやれよ!
なんかどこかのサイトで、
小説ではシンがちゃんと主人公らしいし、
人間関係も補完されてて感動したっ書かれてたから、
立ち読みで私も覗いてみようかなぁ。
オープニングの新キャラ3人組、
敵と思ってたら、ラクス一派なんだそうで。
なんか、
ギルとタリアさんとか、レイとか、
一番やるべき話をかく時間があるのか、
すごく不安になってきた。
シンとルナに関してが一番不安だよな。
このまま前回のキラとラクスみたく
わけわからん関係のまま放置されるのかなぁ。
シンルナは、片方からすら好きというのが確定してないぞー。
現時点でのシンルナって、
傷の舐め合い、もしくは一時の間違いとしか見れないよ。
あまりにも唐突過ぎたし、今まで姉と弟で居過ぎたからね。
3番目のオープニングから、
タイトルロゴのバックまで、キラの機体だったことに気づきました。
マジかよ(汗)。
なんで主人公が、
タイトルバックまで
他のキャラに横取りされなきゃならんのよ!?
おまけに、
キラやカガリは、
新機体起動時にテーマソングがあるのに、
肝心の主人公はナシかよ!?
しかも、シンの新機体なんて、
アスラン脱走のせいで、どさくさにまぎれての発進だったしな。
総集編も、キラとアスランのモノローグばっか。
肝心のシンに、総集編くらいモノローグさせてやれよ!
なんかどこかのサイトで、
小説ではシンがちゃんと主人公らしいし、
人間関係も補完されてて感動したっ書かれてたから、
立ち読みで私も覗いてみようかなぁ。
オープニングの新キャラ3人組、
敵と思ってたら、ラクス一派なんだそうで。
なんか、
ギルとタリアさんとか、レイとか、
一番やるべき話をかく時間があるのか、
すごく不安になってきた。
シンとルナに関してが一番不安だよな。
このまま前回のキラとラクスみたく
わけわからん関係のまま放置されるのかなぁ。
シンルナは、片方からすら好きというのが確定してないぞー。
現時点でのシンルナって、
傷の舐め合い、もしくは一時の間違いとしか見れないよ。
あまりにも唐突過ぎたし、今まで姉と弟で居過ぎたからね。