自分の好きなキャラを色々思い浮かべてみると、
やっぱ、
好きになるキャラクターって、
たいてい、
自分と根本的な気質が似通ってる上で、
憧れとなる資質も備えてる気がする。
私にとっては、
「人に頼るのが下手・意地っ張り・人になかなか心を許せない」
っていうのが根本にあって、
「自信に満ち溢れてる・言いたいことをハッキリ言える・性格に可愛気を感じる」
って資質を備えてると、
そのキャラクターが、
性別関係なく、
ある種、自分の憧れに思える。
だって、自分と同じ欠点持ってるのに、
長所によって、その欠点すら愛せるような気がしてくるわけだから。
(容姿から惹かれる事が多いから、
確かに容姿も重要だけど、
並程度であれば、性格程は気にならないかな。)
人間関係が苦手で、自分を好きになれない人にとっては、
自分自身にパートナーができるってイメージするのは難しい。
でも、
自分の憧れのキャラであれば、パートナーができるってイメージが描ける。
現実での自分の報われない部分を、憧れのキャラに託しているんだと思います。
だから、
感情移入したキャラに自分が望んだ救済がないと、
現実での自分の報われない思いまで救済されない気がしてしまう。
感情移入したキャラそのものに自己投影しているというよりは、
感情移入しているキャラが、
自分の半身みたいな感覚になってるんでしょうね。
私のように、
架空の話とはいえ、結末にこだわらずにいられない人ってのは、
きっと、似たような心理状況なんじゃないかな。
パートナーとの理想の関係ってのは人それぞれ違うから、
作者の結末と違うカップリングに思い入れしちゃうのも、ある意味当然なんだなぁ…と、
最近になって思うようになりました。
(それでもBLは、
あまりに原作の展開から想像できない流れだから、
受け入れ難いですが…。)
基本的に
原作通りの人間関係を好きになってたせいか、
自分の好きになるキャラクターが
そこまで報われない展開になる経験はなかったんですが、
今は、
何回かはそういうことがあったから、
原作で期待したようにはならなくて、
その心の穴をどうにかして埋めたくて、
作者や読者として、サイト・同人誌に手を出すって気持ちが
よく分かります(苦笑)。
サイトや同人誌って、
原作だけでは満足しきれなかった所を
補完するためのものですからね。
「原作だけじゃ足りない!」ってケースか
「原作の展開に納得いかない!」ってケースのどっちかで
皆手を出すわけだけど、
やっぱ、
原作で結ばれないカップリングの方が熱を掻き立てられるのか、
サイトも同人誌もファンも、多いみたいですね。
しかも、他と比べて、ファンが根強い気がする。
単に、キャラクターやカップリングの好感度の違いかもしれませんけど…。
実際、
FF7の同人誌集める時に、すごく感じました。
私はティファが好きだし、
クラウドはエアリスの存在に関係なく
ずっとティファが好きだったと思ってますけど、
同人誌は、
BL本除くと、
クラウド×エアリスが前提の本が大半ですからね。
あとがきとか見てても、
エアリスが好きって言う人のほとんどが、
クラウド×エアリスを推奨してるし。
ティファ関連は男性向けが多いみたいで、
一般向けでクラウド×ティファを前提に描いてくれてる人は、
ほんとに極少数の、特定の作家さんだけ。
同人誌に手を出し始めた時、
この状況に「なんで!?」ってすっごく疑問を感じたけど、
今なら分かる気がする。
そうでもしないと心の穴が埋まらない…って気持ちと、
それぐらい、このカップリングで幸せになってほしかった…ってことですよね。
私も、
自分の応援してたカップリングが、
原作で公認にならずに終わってしまうと、
いつも以上に、同人誌やサイトに手を出したくなります。
原作外でくらい、明確に期待通りな展開が見たいですしね。
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なんか、結構世間では、
実在人物であれ、キャラクターであれ、
自分が気に入ってる奴に彼女や彼氏ができると幻滅する、
って話をよく聞きますが、
私は出来ること自体による影響は全然ないです。
もともと、
芸能人やキャラクターなんかを、
自分の相手にしたい…という感覚で好きになってない気がします。
それに、私は、
好きな人物の相手が、上げマンか、下げマンか、
ということの方に意識がいくようです。
好きな人物の相手を見て、
組み合わせ的にいいなーと思っちゃえば万々歳ですし、
好きな人物の相手が、
自分には釣り合ってないとしか感じられなければ、
えーっ、と幻滅するだけです。
実在人物にしろ、キャラクターにしろ、この感覚です。
まぁ、実在人物の場合は、
そんな風に自分の相手にケチ付けられるのは気の毒に感じますし、
そっとしてあげるべきだと思うので、
あまり何も感じないって感じですけど。
いつも視点が、
好きな人物の友達や親感覚、
要するに好きな人物を周囲で見守る人の感覚なので、
例えば、
好きな人物Aに好きな相手Bができると、
その相手Bが、自分的にはそんなに好きでなくても、
好きな人物Aの幸せを願ってやまないが故に、
好きな人物Aの恋愛を応援しちゃってます。
同人誌などの集め方を見てみても、
よほど作家が好きでもない限り、
自分のカプ路線
(原作カプor原作の人間関係を尊重した原作の延長上カプ)
を逸脱したものは
まず手を出してないです。
一番は、キャラ単体より組み合わせではまってるんだなぁと、
改めて認識してます。